滋賀県長浜市,超音波エコー,ファシア,筋膜性疼痛,頭痛,肩こり,腰痛,膝痛,股関節痛,インソール,健康増進,加圧トレーニング

健康行動の実践が今を変える
 運動器疼痛、慢性痛の臨床18年


フィジオ(滋賀県長浜市)


 

お気軽にお問合せください

0749-65-7349

痛みコリしびれの原因に筋膜ファシア

トリガーポイントという言葉を聞いたことはありますか?

上の図の赤いところが痛みなどの出現する部位、そして×印が痛みを起こしているトリガーポイントです。片頭痛や坐骨神経痛と言われそうな症状ですが、これは筋膜ファシアにできたトリガーポイントからの関連痛です。MRIなどでみつかった画像所見と症状の出方が一致していないケースでの多くがこれではないかと思います。しかし患者さんは画像所見と自分の症状が一致しているかどうかなど、わかるはずがありません。

筋膜(マイオファシア)筋膜ファシアは、これまで注目されてきませんでしたが、超音波エコーの進歩などによってその重要性が注目を集めています。

筋膜という言葉がはやっていますが、筋膜は筋肉だけにあるものではないので、ファシア(fascia)と英語のまま表現するほうが正確です。テレビなどの影響で筋膜リリースという言葉がはやっていますが、ファシアリリースと言っています。

ファシアはすべての臓器、筋、神経、血管リンパまでをも包み込む重要な組織ですが、何十年も軽視されてきたため整形外科学のシンデレラとも言われています。

 ファシアの中でも筋膜は筋肉のカタチを保ち伸縮を助ける重要な膜ですが、悪い姿勢や反復動作でよじれて硬直することがわかってきました。

筋膜が癒着したり肥厚するなど機能的器質的に変化した部位にトリガーポイントも生じやすく、それが原因となって痛みやしびれを引き起こします。

 原因不明の腰痛や肩こり、関節痛、神経痛の主要な要素の一つとして最近では筋膜性疼痛症候群(きんまくせい とうつうしょうこうぐん、Myofascial Pain Syndrome:MPS)トリガーポイントが原因不明の痛みやしびれの原因だと注目されています。 

 日本ではまだ正しい知識と技術を持っている医療者は多いとは言えません。画像診断での構造の異常により簡単に診断名が付けられてしまっているのが現状です。

下図が筋膜、ファシアです

筋肉やそれを取り巻く結合組織(ファシア)は

反復動作や持続姿勢、血行不良、栄養失調により筋肉に微小な損傷(マイクロトラウマ)や浮腫炎症が起こり、筋膜が弾力性を失い筋膜のよじれや癒着が起こります。

 すると筋膜の豊富な感覚受容器(自由神経終末:痛みのセンサー、機械受容器:位置や動きのセンサー)は過敏になり、トリガーポイントとなって持続する慢性痛に関与してきます。痛みやしびれの強さが相当激しいものになり、更に痛みやしびれの範囲が広範囲に発生し、時間経過とともに部位が変化します。筋力低下や感覚鈍麻は軽度の場合が多いのが特徴です。

 慢性痛の痛みやシビレの7-8割は筋膜のよじれや硬直で起こっていると考えていると言われています(首都大学教授 竹井先生)。

 

 私はファシアという視点で注意すべきことは、一次的な原因が筋肉損傷でも関節炎症でも神経炎症でも、2次的に増大した筋緊張の影響を受けた筋膜ファシアはヨジレや硬化、癒着などの問題が起きるということです。もちろん前述した不動や反復動作なども良くありません。

神経痛や変形性関節症などの治療や手術をうけても効果がない場合などはファシアやトリガーポイントが関連しているかもしれません。

MPS研究会(日本黄な膜性疼痛研究会)では以下の診断名での治療が長引いたり経過観察の場合にはMPSの可能性も否定できないと紹介されています。

  • 顎関節症   五十肩   緊張型頭痛   テニス肘  椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症   椎間板症   腰椎すべり症   変形性膝関節症
  • 変形性股関節症   頸肩腕症候群   腱鞘炎   半月板障害 
  • 非回転性めまい   耳鳴り

筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントへの対処

トリガーポイントの評価とファシアリリース

知るにこだわる
 症状把握→詳細な評価→フィードバック

丁寧なカウンセリングで症状の発現部位とその原因を探ります。可動性や筋力、関節可動域もチェック。症状の増悪する動作や触診上のポイントを考慮し、超音波エコーによって組織の観察を行い局所の問題を探ります。また日常生活の習慣や職業、スポーツなど、持続的もしくは反復する姿勢や動きなど全体を把握することが重要です。インボディーによる体組成(骨量、筋量、脂肪量など)の評価は血液検査ではわからない過活動や不活動などの客観的な身体の状態を知ることができます。

覚える段階  自律にこだわる
:施術&運動療法

発痛源の回復を促すため,評価で検出された機能障害や姿勢動作を修正していきます。筋肉や関節の機能障害を正すための施術や運動療法(安定化トレーニング)を実施。局所の機能改善と、全身の姿勢や運動パターンの改善を目指します。運動療法は神経筋機能を高めることはもちろん、施術者への心理的依存を防ぎます。自宅でもトレーニングを行うことで、早期改善や再発予防への知恵と技術を磨きましょう

動き考える段階 セルフケアにこだわる
 運動、環境調整、姿勢管理
健康行動の実践にこだわる

セルフケアの実践は慢性化の要因となる不安を軽減させ早期改善や再発予防や社会復帰にも有効です。ストレスサインに正しく向き合い、回復までの期間、施術やトレーニング、生活習慣の改善など健康行動を実践していきます。体力の回復や心理的な不安を払拭し、自信を高めましょう。環境改善、活動量のコントロールなど多岐にわたるマネージメントが必要になります。たとえば下半身の痛みと肥満の関係に目をそむけてはいけませんし、、頸部痛や頭痛とデスクワークの環境設定やセルフケアも向き合う必要があります。

急性痛と慢性痛(滋賀医大 岩下先生)

 

神経からの投射痛(足や手に走る痛み)と同様に考えられがちですが全く違うものに関連痛というものがあります。関連痛は関節、靭帯、筋筋膜、脂肪体、などのファシアから発生します。

なかなか改善しない動作時の痛みが、この関連痛の場合があります。

 

トリガーポイントに対する統合的アプローチ

1)症状の発症時の様子や日常生活の様子などを聴取する。

2)疼痛部位(自発痛・運動痛)を詳しく聴取してボディーチャートに図示し、痛みが増悪する状況や姿勢動作や関連痛パターンから罹患筋を推測。触診で筋硬結と圧痛を指標にTPを同定する(トリガーポイントを見極める)。

3)TPにより弱化してしまった筋や硬くなった筋などのアンバランス、もしくは代償的に反復もしくは持続的に負荷がかかるような身体動作や姿勢でないかなどの繋がりを確認

4)TPのリリースには痛みのない手技、少々痛みの伴う手技などがあり、選択して使用。

5)弱化した筋や脊柱安定化トレーニングが習慣的姿勢の改善などについてアドバイスすることで再発を予防する

6)新しい姿勢や動作を脳ー神経筋骨格系が覚えると自動化(無意識)に効率的な本来の姿勢や動作を取り戻しTPが作られづらい身体を作っていくことができる

仙腸関節性腰痛

throcolumb.jpg

骨盤のところにある関節で後方に二つ対になっているものを仙腸関節といいます。

この関節部分の機能異常による腰痛は臨床的に多く経験しますが、画像診断などが難しい腰痛でもあります。

腰痛の診断を受けて保存治療や経過観察で症状が軽減しなかった患者さんに対してこの関節へ麻酔した場合に、 約半数の患者さんで症状が軽減したという研究報告もあり、診断の難しさがうかがえます。

sij.jpg

荷重を伝達する部分であるため、立位、歩行での痛みの増悪が多く見られます。また仰臥位での痛みや側臥位での痛みも良くみられます。側弯症の原因にもなる部分です。

骨盤にかかわる筋や関節の機能をしっかりと評価したうえでアプローチすることで改善に向かう腰痛ですが、この領域における専門的な知識が必要となります。

その原因としては急性外傷や分娩による可動性異常や、胸郭機能不全からの神経系抑制、股関節筋インバランス、座位不良など多因子にわたり専門的になります。

sijpain.jpg

仙腸関節の評価や施術を経験していると、関節神経生理学的な反応について非常に多岐にわたる症状に関連していることがわかります。

この部分の機能異常が腰椎椎間板ヘルニアの患者さんにもみられたり、椎間関節性腰痛や頸部痛、また股関節痛、脊柱の側わんやそれに伴うさまざまな機能異常、また痛みや肩こりに至るまで広く関連していることを多く経験します。  

お問合せ・ご相談はこちら

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

0749-65-7349

受付時間:9:00~13:00  15:00 -19:00 

(土:9:00-15:00     日祝日は休業)