先日、滋賀産保センターの委託事業として、印刷業の企業様にて、転倒災害防止セミナーを実施してきました。
今回のセミナーは、従業員400名ほどの企業様で、50代以上の従業員の方々を対象に60分間行いました。転倒災害は、加齢に伴う身体機能の低下によってリスクが高まるため、まずはそのメカニズムを理解していただくことが重要です。そこで、転倒災害に関する講義を行い、さらに「自分の身体が知らず知らずのうちに衰えていないか?」を確認できるセルフチェックシートを作成し、活用していただきました。
セルフチェックでは、姿勢の評価、柔軟性の評価、俊敏性の評価、平衡性の評価を点数化し、転倒リスクを“見える化”しました。自分の身体の現状を数値で把握することで、参加者の皆さんも真剣な表情で取り組まれていたのが印象的でした。
最初は「義務だから参加した」という方も多かったようですが、いざ始まると皆さん興味深く取り組まれ、次第に笑顔が増え、にぎやかな雰囲気に。体を動かすワークでは、参加者同士で自然と会話が生まれ、楽しみながら学んでいただけたようです。
最後に、私がセミナーでお伝えしたメッセージが「運動は身体機能を改善するお薬です。」 日常の中で無理なくできる運動を継続することで、転倒リスクを減らし、健康的に働き続けることができます。今回のセミナーをきっかけに、参加者の皆さんが「できることから始めてみよう」と思っていただけたなら嬉しい限りです。
今後も、こうした活動を通じて、多くの方の健康と安全をサポートしていきたいと思います。
リハビリ&トレーニングPHYSIOのことも、知っていただき、個別の健康増進もサポートさせていただきたいとお伝えできました。