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長時間のパソコン作業は頭痛の原因?

最近では、パソコン作業を中心とする「デスクワーク」が仕事の中心になりつつあります。

私は普段、訪問看護でリハビリしているため、いわゆる肉体労働にあたる業務ですが、それでもリハビリの記録をしたり、月の報告書を作成したりなど、パソコン作業は必須の業務になっています。

みなさんの中でも、職種を問わずパソコン作業が必要な方は多いのではないでしょうか。

パソコン作業で肩こりや頭痛に悩む人は多いと思いますが、パソコン作業に伴う頭痛は、筋肉の疲労が関係している場合も多く、筋肉の疲労をセルフケアによって解消すれば、軽減する頭痛も存在します。

今回は、主にパソコン作業によって疲労しやすい筋肉と、効果的なセルフケアの方法を紹介します。

ぜひ参考にしてください。

パソコン作業で疲労しやすい筋肉とは?

パソコン作業によって疲労しやすい筋肉は、主に首や目の周りの筋肉が関係しています。

「頭痛」と言っても、頭の前が痛むのか、それとも後が痛むのかによっても関連する筋肉が異なる場合もあります。

今回は主に頭の後が痛む場合に関連する筋肉を紹介します。

頭の後が痛む場合は、以下の筋肉が疲労している可能性があります。

・後頭下筋群

・板状筋

・僧帽筋

頭の後が痛みやすい人は、主に猫背姿勢のような、背骨が丸くなる姿勢を取り続けることによって痛みを引き起こす可能性があります。

また、パソコン作業によって生じる頭痛の共通点は、それは目を使いすぎることにあると思います。

特に、後頭下筋群などをはじめとする首の後ろにある筋肉は、一見すると目の動きとは関係ないように思うかも知れませんが、目を動かすときには首の動きが連動するようになっていて、意識していなくても目を動かすときには首の筋肉にも力が入っています。

そのため、首の後ろの筋肉が疲労しているからといって、首の筋肉をほぐしても頭痛が解消されない場合もあります。

この場合、目を動かす筋肉が疲労などによって使いにくくなっていることで、首の筋肉に負担が集中している可能性があるため、まず目の筋肉をケアする必要があります。

頭痛に悩む人にオススメのセルフケア

最後に自宅で出来る簡単なセルフケアを紹介します。

先ほど、首の後ろの筋肉の疲労から生じる頭痛に対しては、まず目の周りの筋肉が重要と説明しました。

今回は仕事の合間でもすぐに出来る方法を紹介します。

【具体的方法】

自分の手の平を使って、片側ずつ手で覆うようにして、目の周りを軽く押さえます。

このとき、決して強く押さないようにしてください。

5秒程度軽く圧迫したら、反対側も同様に行い、交互に繰り返します。

交互に繰り返すことで、左右の首の筋肉が交互に緩み、同時に行うよりも効果的に緩められます。

同時に行っても効果はありますが、座った状態では頭を支えている関係で、首の筋肉が左右同時には緩みにくくなっていると考えられます。

その場合は仰向けになって、首の筋肉がよりリラックスしやすい状態で行うことが必要です。

座って行うか、それとも寝て行うかは、そのときの状況次第で使い分けでいただけたらと思います。

今回は、パソコン作業に伴う後頭部の痛み(頭痛)に関係する筋肉と、セルフケアについて解説しました。

セルフケアを覚えて、デスクワークの生産性UP⁉︎

前回の内容では、デスクワーク中の姿勢から生じる頭痛について解説しました。

今回はもう少し細かいセルフケアについて、主に3つの筋肉に対する方法を紹介したいと思います。

長期的に身体の不調を解消しようとすれば、日々の習慣などを改めていく必要がありますが。短期的な効果が現れにくいため、継続することが難しいのが難点です。

反対にセルフケアは、一回で長期的な変化を出すことは難しいですが、短期的な効果は得られやすいのが特徴です。

そのため、セルフケアと日々の習慣の見直しを併用して行うことが、効率的な方法だと考えます。

セルフケアはすぐに取り組めるものばかりなので、仕事の休憩時間にできるようにしておけば、作業効率や仕事の生産性も向上することでしょう。

では本題に移ります。

デスクワークのセルフケア①胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋は、主に頭の前に痛みを引き起こすと言われています。

姿勢としては、頭を前に突き出すような姿勢では、胸鎖乳突筋は縮んで硬くなっている可能性があります。

胸鎖乳突筋のセルフケアは、直接指で挟む方法を以前にお伝えしましたが、今回はもっと簡単にできる方法を紹介します。

【具体的な方法】

姿勢は特に指定はありませんが、リラックスできる姿勢で行う方が効果的です。

耳の下にある顎の骨を触ります。

胸鎖乳突筋は胸の骨から耳のすぐ下に向かって走行しています。

経験上、特に耳のすぐ下の部分が固くなりやすいため、この部分を重点的に緩めることが効果的と考えています。

方法は指の腹の部分で耳のすぐ下にある胸鎖乳突筋を触ります。

顎の骨に沿って上下に動かしながら胸鎖乳突筋をほぐしましょう。

今回は筋肉が正しく触れていなくても、おおよその場所がわかっていれば大丈夫です。

強さは痛みが出ない範囲で、ゆっくりと行うことがポイントです。

デスクワークのセルフケア②眼輪筋

眼輪筋も同じく頭の前方の痛みを引き起こすと言われている筋肉です。

字の如く、目の周りに走行している筋肉であり、瞼を閉じるときに働きます。

主にパソコンなどの画面を長時間みていることで、疲労している可能性があります。

今回はそんな眼輪筋のストレッチを紹介します。

【具体的な方法】

目の周りにある眼輪筋を指の腹で押さえます。

眼輪筋を指で押さえた状態のまま、瞼を可能な限り大きく開きます。

指で押さえながら眼輪筋が伸ばされるため、より効果的なストレッチになります。

押さえる指の力は強すぎると痛みを引き起こすため、痛みのでない範囲で行うようにしましょう。

デスクワークのセルフケア③僧帽筋

僧帽筋は、主に後頭部の痛みに関連しています。

僧帽筋は大きな筋肉で、細かく3つに分かれています。

机や椅子などの高さがあっていないことで肩の力が抜けなくなっていると、僧帽筋の中でも特に首や肩についている上部繊維と言われる部分が縮んで固まっている可能性があります。

また猫背のように背中が丸くなっている状態では、中部繊維、下部繊維は伸ばされて固まっている可能性があります。

僧帽筋の上部繊維に対しては、しっかりとストレッチすることが重要ですが、残りの部位に関しては、一度縮めて力が抜きやすい状態を作ることが大切になります。

【具体的方法】

・僧帽筋上部繊維に対するセルフケア

姿勢は座った状態で行います。

両手を組んで頭の後ろに置き、頭を前に押して僧帽筋の上部繊維を伸ばします。

ゆっくりと痛みの出ない範囲で行いましょう。

このとき肩が上がってしまうと、十分にストレッチできないので、肩が上がらないように注意しましょう。

・僧帽筋中部、下部繊維に対するセルフケア

同じく座った状態で行います。

肩甲骨を内側に寄せるようにイメージしながら、胸を張っていきます。

このときも先程と同様、肩が上がらないように注意しましょう。

胸を張るときに鼻から息を吸い、息を吐きながら、脱力します。

この一連の動きを呼吸に合わせて繰り返しましょう。

注意点は呼吸を止めないこと、肩が上がらないようにすることです。

今回はデスクワークの頭痛対策セルフケアについて、3つの筋肉のセルフケアを紹介しました。

セルフケアの方法は、今回紹介したもの以外も様々あります。

今回の内容が全てではありませんが、日々の業務の合間に少し試してもらえたら幸いです。

身体の不調を解消して、業務効率UP、生産性UPを目指しましょう!

腰痛がデスクワークに与える影響

今回は、業種別の腰痛解消方法について解説します。

腰痛と言っても、その原因は様々あり、日々の習慣や作業内容によっても異なります。

業種によって、共通している身体の使い方が分かれば、腰痛の要因や、その解決方法もある程度絞り込めるのではないかというのが、今回のメインテーマになります。

今回はデスクワークにおける腰痛に着目して、腰痛の原因になる筋肉や、セルフケアを紹介します。

ぜひ最後まで読んでみてください。

デスクワークにおける腰痛の原因筋

デスクワークによって生じる腰痛は、肉体労働で生じる腰痛とは違い、身体を動かさないことが原因で生じる可能性があります。

デスクワークによって生じる腰痛では、主にお尻の筋肉が硬くなることで、腰に痛みを与えていることがあります。

長時間座っていることによって、お尻が常に圧迫された状態になっているため、お尻の周辺の血流が阻害されたり、細い神経が圧迫を受けたりすることによって、筋肉が硬くなり、さらに周りの血流を阻害するといった悪循環が生じます。

そして、お尻の筋肉の中には、腰に痛みを引き起こすものも存在します。

特に「中殿筋」と呼ばれる筋肉は、腰に痛みを引き起こすと言われているため、セルフケアでも重要となります。

今回は中殿筋に対するセルフケアを最後に紹介します。

デスクワーカーの腰痛解消ストレッチ

長時間座っていることによって、中殿筋が硬くなっている場合、中殿筋は縮んでいる可能性があります。

縮んでいる筋肉をケアするときは、ストレッチなど筋肉を伸ばすことが重要になります。

【具体的方法】

今回は椅子に座って行う方法を紹介します。

伸ばしたい側の足を反対の太ももの上に乗せます。

膝を両手で抱えながら、伸ばしたい側に上半身を捻ります。

息を吐きながらゆっくり伸ばしましょう。

時間は大体30秒〜1分程度を目安に行い、反対側も行いましょう。

ポイントは痛みが出ない範囲で行うこと、長い時間伸ばしすぎないようにすることです。

デスクワークから生じる腰痛に関しては、座った状態で動かないことによって引き起こされていることを考えると、実際にはストレッチだけではなく、適度な運動を組み合わせると、さらに効果的になります。

運動習慣のない人は、最初はストレッチから始めて、徐々に身体を動かしていく趣味や習慣を持てるようにしていくことが大切かと思います。

身体を動かす時間がなかなか作れないという人は、作業環境を変えてみることも効果的です。

例えば、机の高さが合うのであれば、椅子の代わりにバランスボールを使用しても良いと思いますし、スタンディングデスクを使用し、椅子に座らずに作業することもオススメです。

今回のストレッチと並行して、職場に取り組めるものから始めてみてはいかがでしょうか。

腰痛解消のヒントになれば幸いです。

腰痛の解消は従業員の生産性高める上で重要です

最近では、プレゼンティーイズムと呼ばれる、病院に行くまででもない身体の不調により、業務の生産性が低下していることが問題視されています。

逆に、企業が従業員の健康を守ることで、業務の生産性も高まり、さらには従業員のモチベーションの増加や帰属意識の高まりなども期待できます。

従業員の身体の不調といっても様々なものがありますが、腰痛は身体不調の中でも上位にランクインしており、現在のリモートワークやテレワークなどの増加も相まって今後さらに増えてくることが予想されます。

つまり、企業が従業員の腰痛に対して、予防・解消できれば、企業全体の生産性の向上にも寄与できると考えます。

今回は、そんな腰痛の大まかな解説と、職場で取り組める腰痛予防の取り組みについて解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

腰痛を解消する上で重要なこと

腰痛には様々な要因が複雑に関与しているため、一貫した解決策はありませんが、最近の傾向としては、肉体労働に伴う腰痛よりも、デスクワークなど身体を動かさないことによって生じる腰痛の割合が増えているように思います。

肉体労働における腰痛に関しては、身体の使い方などによって、腰の筋肉に過剰に負担がかかっている状態と考えられます。

反対に動かないことによって生じる腰痛に関しては、動かないことにより、筋肉への血流の循環が阻害されていることも一つの要因です。

座っている姿勢自体が、腰に負担をかける姿勢になっているということは案外知られていない気がします。

腰をはじめとする背骨の間には「椎間板」と呼ばれるクッションが入っています。この椎間板へのストレスは、立っているときよりも座っているときの方が強くなっているのです。

さらに、肉体労働では、歩いたり、身体を動かしたりする頻度が多いのに対し、デスクワークでは、動かす場所はマウスやキーボードを操作する指や腕のみと、身体を動かす割合が少ないことも、腰痛を助長する要因だと考えられます。

つまり、従業員の腰痛を解消するためには、肉体労働によって腰痛が生じているのか、それともデスクワークによる運動不足で生じているのかを把握しておく必要があります。

では最後に、要因別の腰痛の解消方法について解説します。

腰痛を解消する仕組みは今後の経営には重要です

肉体労働に伴う腰痛に関しては、疲労した腰の筋肉を緩めることが重要になります。

反対に、デスクワークに伴うような腰痛に関しては、身体を動かす機会を作ることが重要になります。

肉体労働に伴う腰痛に関しては、以下のことが重要であると思います。

・業務量が過剰になっていないか

・身体の使い方が力任せになっていないか

・定期的にセルフケアしたり、コンディショニングを受けたりしているか

特に身体の使い方に関して多くみられるのは、重たい物を持ち上げる際に、腰を曲げてしまうことが挙げられます。

重たい物を持ち上げる際には、脚の付け根である股関節を曲げて、背骨が過剰に曲がらないように配慮する必要があります。

またセルフケアする際には、腰痛に関連する筋肉のストレッチなどを指導することも有効です。

ストレッチする場合、例えば下の図のように、背骨の筋肉を満遍なく伸ばすことが、最初は重要です。

定期的にストレッチする時間を業務の中に取り入れても効果的と思います。

デスクワークなどに伴う腰痛には、以下のような内容を取り入れることが重要です。

・定期的に立ち上がる習慣をつける

・業務の合間に運動できるような時間を設ける

・セルフケアやトレーニングの方法を伝える

この中で最も取り組みやすいものが、「定期的に立ち上がる習慣をつける」ことだと思います。

座りすぎを予防するためには、20〜30分に一度は立ち上がることが推奨されています。

立っている時間は、短くても大丈夫です。

例えば、アラームなどを設定して定期的に立ち上がるような環境を設定しても良いと思います。

定期的な運動に関しては、難しい運動は不要で、例えば身体を後ろに反らせるような動きを、休憩の合間に行うでも効果的と考えます。

デスクワークの場合、背中が丸くなりやすく、背中を反る動きは反対に少なくなりやすいため、定期的に取り入れることをオススメします。

いきなり全てを取り入れることは難しいため、まずは今の職場に取り入れやすいものから、少しずつ始めていくことが重要です。

今回は、職場の腰痛予防に注目して解説していきました。

お勤めの職場に生かせるような、ヒントがあれば幸いに思います。

顔の筋肉と、頭痛の関係性について

表情と身体の状態は、関連していることも多く、有名なものとしては、笑顔を作るだけで楽しい気持ちになると言ったように、表情と感情に関する関係があります。

筋肉や筋膜の観点から見ると、さらに痛みとの関連も考えられます。

特に顔面の筋肉は頭痛を引き起こすものも多くあるため、顔の筋肉が硬くなることによって、頭痛を引き起こす場合も少なくありません。

顔にある筋肉は、ほとんどが表情筋と呼ばれ、表情を作るときに働く筋肉です。

そのため特定の表情を常にしている人は、表情筋の一部を過剰に使用していることになり、ストレスが溜まることによって、痛みを引き起こす可能性があります。

今回は表情と頭痛の関係性について、主に筋肉・筋膜の観点からお話ししていきたいと思います。

ぜひ最後まで読んでみてください。

しかめ面は頭痛を引き起こす?

表情と一言で言っても、様々な表情があるため、今回はしかめ面(眉毛をひそめる、眉間に皺を寄せるような表情)を例に挙げて、解説していきたいと思います。

しかめ面をしているときは、「眼輪筋」と呼ばれる目の周りにある筋肉が働いています。

似たような表情で、目を細めるような表情でも同様に眼輪筋が使用されています。

この眼輪筋は硬くなることで、前頭部(眉間の辺り)に痛みを引き起こすと言われています。

つまり、日頃からしかめ面をしている人は、眼輪筋に過剰なストレスをかけているため、頭痛になりやすいということです。

「頭が痛いな」と思ったときケアしてほしい場所

筋肉に過剰なストレスが加わったことによって、頭痛が生じている場合、負担がかかっている筋肉をほぐすことが効果的と考えます。

これは顔の筋肉でも同様です。

つまり、今回の例でいうとしかめ面によって頭痛が生じている場合、「眼輪筋」をほぐすことが効果的なセルフケアとなります。

【具体的な方法】

他の筋肉と違い、顔の筋肉は筋肉自体が小さく、薄いため筋肉を触っている感覚は少ないかもしれません。

そのため、顔の筋肉のセルフケアでは筋肉の位置を正しく理解することが重要になります。

今回の眼輪筋は、目の周りに付着しています。

眼球の周りの骨の出っ張りを触るようにしながら行うと、比較的触りやすいかと思います。

ほぐし方は、直接指の腹を使って押さえていくやり方や、皮膚を摘んでほぐす方法があります。

どちらもやってみて、痛みが少ない方や、より効果が感じられた方を選んで行いましょう。

注意点は、強い力では行わないようにしましょう。特に顔の周りは、眼球などデリケートな部分も多いため、軽い力で徐々に調整していく方が安全に行えると思います。

頭痛の他にも、パソコン作業による目の疲労などにも使えるので、目の疲労を感じている人は、ぜひやってみてください。

今回は表情が頭痛に与える影響という内容で、眼輪筋の紹介とセルフケアの内容をお伝えしました。

表情というと、身体への影響はイメージしにくいかと思いますが、日頃の習慣や癖というものは、長期的に影響を与えていきます。

顔に筋肉でも、日頃から疲労を溜め込まないように、セルフケアをこまめにやることが身体の不調を解決するポイントだと思います。

今回の内容が参考になれば幸いです。

噛み合わせが悪い人は頭痛になりやすい?

よく、「あなたの肩こりや頭痛は噛み合わせが悪いことが原因かもしれません」

というような話を聞くことがあると思います。

今回は、「それって本当なの?」という疑問に、お答えしていくような内容になっています。

「肩こりや頭痛に悩んでいる」「噛み合わせが悪いと言われたことがある」という方は、参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。

口を動かす筋肉と頭痛との関係について

最初に結論からお伝えすると、噛み合わせが悪いと頭痛になるかについては、「人による」というのが正直なところです。

私は、歯や噛み合わせの専門家ではないので、噛み合わせが身体に直接与える影響は分かりません。

しかし、筋肉や筋膜の観点から考えた場合、噛み合わせなどで疲労しやすいと考えられる筋肉と、頭痛を引き起こす筋肉の中には、共通するものが存在します。

そこで今回は、噛み合わせによって疲労しやすい筋肉の中から、頭痛と関連する筋肉を紹介します。

その筋肉とは、「側頭筋」と呼ばれる筋肉です。

側頭筋とは、こめかみの辺りに付いている筋肉で、歯を食いしばるような動きで働きます。

この筋肉は左右にそれぞれあり、例えば口の右側を強く噛みしめれば右の側頭筋が働き、左を噛みしめれば左の側頭筋が働きやすくなっています。

噛み合わせの程度や状態にもよるのため、一概には言えませんが、噛み合わせによって、左右のどちらかの歯を中心に使用している人は、一方の側頭筋に負担が集中し、疲労しやすくなることが予想されます。

また側頭筋は、疲労し筋肉が固くなると、こめかみ周辺に痛みを引き起こすとも言われています。

つまり、噛み合わせの問題や噛み癖の問題で、片側で噛む習慣がある人は、一側の側頭筋が疲労しやすい状態となり、こめかみ周辺の痛みを引き起こす可能性があるということになります。

筋肉や筋膜が硬くなったり、疲労したりすることが、痛みを引き起こしている原因であれば、解決策は、硬くなった筋肉をほぐすことが必要になります。

疲労した顎の筋肉のセルフケアについて

側頭筋のセルフケアですが、側頭筋は比較的位置がわかりやすい筋肉のため、直接手で圧迫したり、ほぐすことも十分効果的だと思います。

噛み合わせや噛み癖などが原因である場合、直接筋肉をほぐすのに加え、軽いストレッチがさらに効果的と考えます。

【具体的方法】

姿勢は座った状態で行います。

こめかみの周辺にある側頭筋を触ります。

こめかみに手を当てた状態で、歯を食いしばってみましょう。

食いしばることで、こめかみ周辺で側頭筋が動くことがわかると思います。

側頭筋の位置がわかったら、手のひらで側頭筋を押さえて、押さえた状態のまま口を大きく開けましょう。

側頭筋を押さえながら口を開けることによって、通常よりも側頭筋がストレッチされると思います。

10回程度を目安に、休憩を挟みながら続けていきましょう。

今回は噛み合わせと頭痛の関係について、筋肉・筋膜の視点から筋肉のセルフケアまでお伝えしました。

今回の内容では、噛み合わせを根本的に解決することは難しいと思います。

噛み合わせを根本的に解決する方法については、1人で悩まず専門家に相談し、適切な治療を受けていただくことが大切だと思います。

普段の生活の中で、疲労した筋肉については、今回の内容を参考にセルフケアを根気よく続けてほしいと思います。

今回の内容が、頭痛に悩む方の参考になれば幸いです。

目の疲れと頭痛には切っても切り離せない関係があります

目の疲れ、いわゆる眼精疲労と頭痛には共通する部分も多く、頭痛を持っている人は、同時に目も疲れやすいことも少なくありません。

もちろん、眼精疲労と頭痛の原因は人によっても異なり、全ての方に共通するものではありません。

しかし、筋肉や筋膜の疲労からくるものと限定すれば、眼精疲労と頭痛には共通している部分も見られます。

今回は、主に筋肉や筋膜に由来する問題に絞って、眼精疲労と頭痛の関係性について解説します。

前半では原因となる筋肉と、負担が生じるメカニズムについて紹介し、後半は筋肉に対するセルフケアについて解説します。

ぜひ最後まで読んでみてください。

眼精疲労と頭痛の両方を引き起こす筋肉

筋肉や筋膜は、単体で広範囲の場所や、複数の場所に症状を引き起こす場合があります。

今回のテーマで取り上げた、眼精疲労と頭痛の関係についても、眼精疲労と頭痛のどちらも引き起こす可能性のある筋肉が複数存在します。

今回は症状の出ている場所に合わせて、大きく2つの筋肉について紹介しようと思います。

前頭部の痛みと目の周りの痛み・疲労に関連する筋肉

最初に紹介するのは「胸鎖乳突筋」です。

この筋肉は、首の前にある筋肉で、首を曲げたり、左右に捻ったりするときに主に使用されます。

また呼吸補助筋としても作用するため、肩で息をしているときにも使用されています。

胸鎖乳突筋が疲労したり、硬くなったりすると、前頭部(おでこ)に痛みを引き起こすことがあります。

それと同時に、目の周りにも痛みやだるさを引き起こすとも言われています。

そのため、胸鎖乳突筋が疲労している人は、適切なセルフケアや作業中の姿勢の改善により、胸鎖乳突筋の疲労を取り除くことが重要と考えています。

後頭部と目の奥の痛みや疲労に関連する筋肉

2つ目の筋肉は「頭板状筋」と呼ばれる筋肉です。

頭板状筋は、首を伸ばし、頭を後ろに引く働きがあります。

主には頭を後ろに引く動きに関係していますが、頭板状筋が硬くなることで、目の奥に痛みなどを引き起こすと言われています。

目の奥と後頭部に症状が見られている人は、頭板状筋のセルフケアや、筋肉に負担をかけない環境設定が必要になると思います。

2つの筋肉が疲労しやすい状況は、デスクワークなど長時間座って作業している方や、スマホや読書など下を向いて長時間同じ姿勢でいる人が多いように思います。

そのため、眼精疲労と頭痛を同時に軽減させるための環境は、デスクワーク中の姿勢を正しい形に修正していくことが必要です。

眼精疲労と頭痛を予防するために必要なこと

デスクワークなどで、今回紹介した筋肉に負担をかけている場合は、パソコンの画面の高さや机の高さが、身体に合っていない可能性があります。

適切な画面の位置は、一般的には目線が画面の上部にくる位置と言われていますが、適切な位置は人によって異なるため、微調整が必要になると思います。

今回紹介した筋肉への負担を考慮するのであれば、胸鎖乳突筋は過剰に縮んで、頭板状筋は伸ばされている可能性が高いため、胸鎖乳突筋に関しては適度に伸ばされ、頭板状筋は適度に縮むような位置に頭を修正することが望ましいと言えます。

現在の作業環境の中で、なるべく首の筋肉に負担のかからない姿勢を見つけましょう。

眼精疲労と頭痛の関係とは?

前回の内容では、眼精疲労と頭痛の関係について、筋肉の症状を中心に2つの症状に共通する筋肉を取り上げて、疲労しやすい原因を主に姿勢から解説しました。

姿勢を良い状態に保つことによって、筋肉への負担を長期的には軽減できますが、現在の症状への対策にはなりにくいため、個別にセルフケアを覚える必要があります。

今回は前回の記事の続きということで、前回の内容で取り上げた「胸鎖乳突筋」「頭板状筋」という2つの筋肉のセルフケアについて解説します。

眼精疲労、頭痛に悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでください。

こめかみと目の周りに症状を引き起こす胸鎖乳突筋のセルフケア

まず、胸鎖乳突筋のセルフケアから解説します。

胸鎖乳突筋は耳の後ろから、首の前を通る筋肉で、両方の鎖骨が付着する胸骨と呼ばれる胸の骨についています。

首を曲げたり、左右に捻ったりするときに働く筋肉です。

この筋肉は、視覚的にもわかりやすいため、直接指で挟んでストレッチすることが効果的です。

今回はその方法に加えて、指で挟んだ状態で首を後ろに動かしたり、左右に捻ることでよりストレッチをかけていく方法をお伝えします。

【具体的方法】

姿勢は座った状態で行います。

胸鎖乳突筋を親指と人差し指の間で挟み、直接圧迫をかけます。

圧迫した状態を保ちつつ、首を左右に捻っていき、左右のどちらか痛みの少ない方を探します。

痛みのない側がわかれば、まず痛みの少ない方に首を捻り、筋肉が柔らかくなるまで待ちます。

このとき、呼吸が止まらないように注意しましょう。

筋肉が柔らかくなってくる感じや、痛みが柔らかくなる感じがした後、逆側も行います。

痛みが少ない方から行うことで、ストレッチ中の身体の緊張が軽減され、より効果的に筋肉が柔らかくなります。

首を前後に動かす場合にも同様で、曲げ伸ばしをしたときの、どちらか痛みの少ない方から始めるようにしましょう。

首は身体の中でも緊張しやすい部分のため、ゆっくりと刺激が少ない側から徐々に行うことが大切になります。

後頭部と目の奥に症状を引き起こす頭板状筋のセルフケア

次は後頭部と目の奥に症状を引き起こすと言われている、「頭板状筋」と呼ばれる筋肉のセルフケアです。

この筋肉は、デスクワークの姿勢によっては、頭が前に突き出るような姿勢になってしまい、結果として過剰に伸ばされ、疲労しやすい状態になっています。

筋肉は伸ばされている状態でも、元に戻ろうとする力が入るため、結果として力みが生じています。

ストレッチでも一定の効果は見られると思いますが、より効果的にケアするためには、一度伸びた筋肉を縮めてから行う方が効果的だと考えます。

【具体的方法】

座った状態で行います。

両手を組み後頭部に当てます。その状態から手を後頭部で押すようにしながら、ゆっくりと上を向くように、首を後ろに動かします。

手で少し抵抗を加えることで、頭板状筋に適度に力が入ります。

大体5秒〜10秒程度力を入れたら、その後ゆっくりと脱力して、筋肉を緩めましょう。

一連の流れを数回繰り返して、筋肉の緊張が緩んできたら、後頭部に当てた手で頭を前に押し、頭板状筋をストレッチします。

そのままストレッチするより、筋肉の緊張が少ない分、より効果的にストレッチができると思います。

※2つのセルフケアに関する共通の注意事項として、現在首に関して、病院で治療を受けている方は、行わないようにしましょう。気になる方はかかりつけ医や、お近くの専門家に相談の上行うようにしましょう。

仕事の合間に試してみてください

今回は胸鎖乳突筋と頭板状筋のセルフケアについて解説しました。

このほかにもセルフケアの方法や、セルフケアが必要な筋肉は様々あります。

今後も随時セルフケアをお伝えしていきます。

今回の内容が頭痛に悩む人にとって、少しでも役に立てば幸いです。

頭痛に悩む人の中には共通する癖がある?

身体の不調には、日々の習慣や体調、普段の食生活や体質など様々なものが複雑に関係しています。

そのため全ての不調に対して、共通した解決策はありません。

しかし、筋肉の疲労からくる痛み、例えば今回紹介する「頭痛」に限定すれば、ある程度共通した癖が見られる場合があります。

今回は、頭痛に悩む人が共通している可能性が高い、代表的な3つの癖について解説します。

※今回の内容は診断ではありません。あくまでも日々の習慣を見直すきっかけになれば幸いです。

癖とは、普段何気なく繰り返してしまう習慣です。

自分で気づいているものもあれば、全く無意識に行なっているものもあると思います。

頭痛に悩んでいる人は、今回紹介するような癖を無意識に行なっていないか、今一度思い出してみてください。

頭痛に悩む人が行なっている癖①スマホを長時間眺めていることが多い

スマホに限ったことではありませんが、うつむいた姿勢を長時間取り続けることによって、「胸鎖乳突筋」と呼ばれる筋肉を過剰に使用してしまう可能性があります。

うつむいている姿勢に問題があるため、スマホでなくとも、読書や新聞を読む姿勢でも同様のことが言えます。

うつむくことが多い人は、立ち上がったり、横になったり姿勢をこまめに変えることで、首を同じ方向で固定しないような工夫が必要になります。

姿勢を変えることが難しい場合では、定期的に遠くを見るなど、こまめに休憩を挟むことも大切です。

頭痛に悩む人が行なっている癖②歯を食いしばる

寝ているときに、「歯ぎしり」や「食いしばり」などがある方は、こめかみ周辺の「側頭筋」と呼ばれる筋肉が疲労しやすい状態と言えます。

側頭筋が固くなり疲労した場合、頭の横側を中心とした痛みが出る可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりの原因に関しては、ストレスや噛み合わせなど様々な原因が挙げられます。

改善に関しては1人で悩まず、専門家に相談した上で適切なアドバイスや治療を受けた方が良い場合も多いかと思います。

歯ぎしり食いしばりによって、疲労した筋肉のリラクゼーションなどは、次回に紹介するセルフケアの記事を合わせて読んでみてください。

頭痛に悩む人が行なっている癖③背もたれの無い、低い椅子で長時間作業する

最後は、身体に合っていない椅子などを使用している方に多い習慣です。

背もたれにが無い状態で長時間座っていると、骨盤が後ろに傾き、背骨が丸くなりやすい状態になります。

背骨が丸くなった状態で、パソコン作業などすることによって、頭が前に突き出てしまい、「後頭下筋群」と呼ばれる頭と首の境目にある筋肉が疲労しやすくなります。

運動不足を解消するために、バランスボールなどを椅子代わりに使用している方がいますが、作業机との高さが合っていない場合、同様に背骨が丸くなってしまい、後頭下筋群が疲労しやすい状態になってしまいます。

改善方法としては、身体に合わせた適切な椅子を使用することが大切です。

またパソコン作業をよく行う方は、真っ直ぐを向いたときに画面の中央のやや下にくるように画面の高さを調整するなど、作業環境を調整することも重要です。

身体の不調は日々の習慣から解消していきましょう

今回は、頭痛に悩む人が行いやすい癖を疲労しやすい筋肉と合わせて3つ紹介しました。

今回紹介した癖によって疲労しやすい筋肉のセルフケアについて、次回後編として紹介します。

頭痛に悩んでいる人はセルフケアを試してみてください!

頭痛の原因には、日々のストレスや生活習慣、体調など様々な要因が関係しています。

例えば、首や頭についている筋肉が硬くなることによっても、痛みを引き起こす可能性があります。

前回の内容では、首や頭についている筋肉が硬くなりやすい癖を大きく3つのパターンに分けて紹介しました。

今回は後編ということで、具体的な筋肉に対するセルフケアを紹介します。

今回のセルフケアは、「筋肉をほぐす」ことを中心にお伝えしていきます。

理由としては、今回紹介する筋肉は、頭痛においては縮んで固まっていることが多く、ほぐす方が効果的と考えられるためです。

よく頭が痛くなるけど、痛み止めを飲む程度で、何をしたら良いかわからないという方は、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

前頭部の痛みについて『胸鎖乳突筋』

はじめに、頭の前(額の辺り)の痛みについては、「胸鎖乳突筋」と呼ばれる筋肉のケアが効果的です。

胸鎖乳突筋のほぐし方については、正しく筋肉の位置を理解することが重要です。

胸鎖乳突筋は耳の裏から、胸骨と呼ばれる胸の真ん中にある骨を結んだラインに走行しています。

筋肉の位置がわかりにくい人は、鏡の前で鼻を詰まんで息を吸ってみましょう。

すると胸鎖乳突筋が左右に浮き出て見えてくると思います。

場所が分かれば、あとは胸鎖乳突筋を人差し指と親指の間で挟み、ゆっくりと圧迫していきます。

注意点として、セルフケア中に手に痺れが出現したり、気分が悪くなったりされる場合はすぐに中止してください。

また現在、首や頭に怪我や病気の関係で治療中の方も、ご利用を控えるか、主治医に相談してから行うようにしましょう。

これらは、全てのセルフケアに共通する内容になっているため、覚えておいてください。

この筋肉は、長さがあるので、ほぐす場所を適宜変えながら少しずつほぐしていきましょう。

挟んだ際に痛みを感じる場所は、特に硬くなっている可能性があります。

痛みが強い部分は、強い刺激が逆効果になるため、ゆっくりと丁寧に行いましょう。

挟んだ状態で、筋肉を揺らしたり、詰まんだまま首を左右に動かしたりしても効果的です。

側頭部の痛みについて『側頭筋』

こめかみの辺りの痛みが気になる方に関しては、側頭筋と呼ばれる筋肉をほぐしてみましょう。

この筋肉は、歯を食いしばるときに、こめかみの辺りで筋肉が動くのがわかると思います。

側頭筋はこめかみ辺りから、耳の後ろまで広がっています。

ほぐすときは、手を軽く握り、拳で直接側頭筋を押さえてみましょう。

拳で小さい円を描くようにほぐすのも効果的です。

痛みが強い場合は、手のひらや指の腹を使って側頭筋を圧迫しながら、口を大きく開けたり閉じたりして側頭筋を動かすと、痛みも少なく行えると思います。

後頭部の痛みについて『後頭下筋群』

最後に後頭部の痛みについてです。

後頭部の痛みについては、「後頭下筋群」をほぐしてみましょう。

後頭下筋群は細かな筋肉の集まりですが、ここではまとめてほぐす方法をお伝えします。

後頭下筋群は、後頭部にある骨の突出部の下から、首(およそ耳たぶの高さ)までの間に付着しています。

ほぐし方は、先程の側頭筋と同様に手を軽く握り拳を作ってほぐしてみましょう。

先程の筋肉の場所を参考に、後頭部から首にかけて満遍なくほぐすイメージで行います。

自宅にテニスボールがある方は、テープや靴下の中に入れて2つ繋げて、その上に頭を乗せるだけで後頭下筋群をほぐす方法もあります。

道具がある方は、なるべく使用した方が手を痛めないのでオススメです。

セルフケアの参考にしてください

今回は、頭痛に悩む人にオススメなセルフケアを紹介しました。

筋肉をほぐすときのポイントは、繰り返しになりますが、やり方よりも正しい場所を把握することです。

他には、やりすぎないこと、一度に時間をかけるより、頻度を多くすることを意識することが重要かと思います。

今回の内容が、頭痛に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

長距離運転で身体を酷使している人必見です

仕事で車を運転する方のほとんどは、職種によっても差はあると思いますが、ある程度長時間運転する方が多いと思います。

特に年末年始は、仕事以外でも家族で実家に帰るときに車を運転した方は多いのではないでしょうか。

車移動は便利な反面、長距離を運転することで身体に負担をかけていることもあります。

今回は、車の運転で身体を酷使している人に向けて、身体をケアするときのポイントを解説したいと思います。

今回の内容では、腰や肩など部分的な話ではなく、運転することによって身体全体にどのようなことが起こっているのかについて解説しながら、セルフケアのポイントまで解説していきたいと思います。

最近長距離の運転が続いている人や、仕事でよく車を運転する人は、ぜひ最後までご覧ください。

運転後の身体をケアするときのポイントとは?

車の運転後の身体をケアするポイントは、ざっくり言えば背骨を「動かす」ことになります。

「車の運転=座っているから楽」というイメージがあるかもしれませんが、実際には車の運転中には身体を過剰に固定している方も少なくありません。

身体を過剰に固定していることによって、周りの筋肉が過剰に使用されることで疲労し、周囲の血流が阻害されることによって、痛みやだるさを引き起こす可能性があります。

特に身体の中心にある、「背骨」の動きが制限されやすくなるため、背骨の一部である「腰」や「首」に不調をきたしやすいと考えられます。

セルフケアの考え方として、「今起きていることを反対のことをする」と良い反応が出ることを多く経験します。

今回のケースでいうと、車の運転により背骨が過剰に固定されているため、背骨を動かすことが重要となります。

「背骨を動かすと言われても何をしたらいいのかわからない」という方も多いので、最後に背骨を効率的に動かすポイントも解説していきます。

背骨を効率よく動かせる3つのポイント

背骨とは、1つ1つは小さな「椎骨」と呼ばれる骨が、いくつも合わさることで構成されています。

そのため、背骨の動きは鎖が揺れるように、個々の関節が細かい動きを行なっています。

しかし、大まかに言えば、背骨には3つの動きしかありません。

1背骨の曲げ伸ばし(=屈伸運動とも呼びます)。

2背骨を横に倒す動き(=側屈運動)。

3背骨を捻る動き(=回旋運動)です。

背骨の動きには、この3つの動きが組み合わさることによって、複雑な運動を可能にしています。

今回は、過剰に固定された背骨をしっかり動かしていくことがセルフケアのポイントとなります。

そのため、3つの動きを丁寧に1つずつ行うことが、より効果的なセルフケアになると考えます。

それでは具体的に1つ1つの動きを説明していきます。

以下に紹介する運動は、立って行うこともできますが、背骨をしっかり動かすことを考慮すると、座って行う方が効果的だと思います。

【具体的な方法①屈伸運動】

座った状態で、肩の力は抜いておきます。

手の位置は、リラックスできていればどこに置いていても大丈夫です。

視線を上に向け、身体を後ろに反らせていきます(背骨の伸展)。

鳩尾を前に突き出すようにイメージすると、背骨全体が反りやすくなります。

背骨を曲げる(屈曲運動)のときは、視線を下に向け、背中を丸めるように動かします。

このときは鳩尾を後ろに引くようにイメージすると動かしやすくなります。

この一連の動きを繰り返していきます。

回数は10回ほど行なった後に、背中の筋肉の張りなどが減っているかを感じてみましょう。

ポイントは視線から動かすことと、呼吸を止めないようにすることです

痛みのでない範囲で行いましょう。

【具体的な方法②背骨の側屈運動】

座った状態で始めます。

手は胸の前で組んでおくか、後頭部で組んでおきましょう。

身体を左右に倒していきます。

頭の方だけが倒れてしまう方が多いため、鳩尾を曲げる側とは逆向きに動かすイメージで行ってみましょう。

どうしても頭の方だけが倒れてしまう場合、手を横に広げ、手が地面と平行になるように保ちながら身体を横に動かすとスムーズに動かしやすくなります。

【具体的な方法③背骨の回旋】

座った状態で、両手を胸の前で組みましょう。


後ろを振り返るように背骨を捻ります。

頭の方から順番に背骨を捻るようにイメージしながら行いましょう。

背中が丸くなっていたり、反り過ぎたりしている方は、十分に背骨を捻れないため、背骨をまっすぐに保つようなイメージで行うと捻りやすくなります。

運転で身体が疲れやすい人は是非試してみてください

今回は、運転中の身体の不調をケアするときのポイントとして、背骨を動かすことの重要性について解説しました。

車の運転だけではなく、近年ではデスクワークが労働の主流になりつつあり、運動不足による身体の不調が増えてきていると感じます。

今回の内容はデスクワークなどで身体に不調を感じている人にとっても効果があると思います。

座りすぎ、運転しすぎの人は今回の内容を参考に、自分の身体をしっかりケアしてください。

車の運転では腰だけでなく首もコリやすい?

昨年の年末は、一昨年と比べても帰省する家庭が多かったようで、みなさんの中にも「今年は久しぶりに実家に帰った」という方も多いのではないでしょうか。

特に所帯をお持ちの方は、公共交通機関を利用するよりも、車で移動することが多いように思います。

実際私も、昨年は久しぶりに実家に帰省し療養してきました。

久しぶりの故郷で身も心も休めることは、とても有意義ですよね。

ですが反面、こんな方もいるかと思います。

「実家では確かに休まったけど、行き帰りの運転で余計に身体が疲れてしまった」

今回はそんな人のために、車の運転で疲れた身体を回復させるセルフケアを紹介します。

車の運転で多い身体の不調は、「腰痛」が有名ですが、今回は「首」に着目してみたいと思います。

首の不調は短距離の運転では、あまり気にならない部分かもしれません。

しかし、長距離の運転となると、首や肩に重だるさや痛みを感じる方も少なくありません。

そしてさらに首の不調は腰痛と関連している場合もあるため、案外無視することはできない場所です。

腰痛との関連も踏まえながら解説していきます。

「車を運転すると首や肩がだるくなる」

「車の運転で目が疲れやすい」

「運転後の腰痛が腰をマッサージしても良くならない」

などでお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

運転中に痛めた首や腰もケアのポイントは同じ

運転中に痛めた首をケアするときのポイントは、簡単に説明すると「動かすこと」です。

運転中では、前方に注意を向けなければいけないため、首を自由に動かすせません。

つまり、過剰に固定されている状態になるため、首の周りの筋肉も疲労し、痛みや重だるさを引き起こす可能性があります。

さらに首や肩の周りの筋肉は必要以上に力が入った状態となり、その状態が長時間続くことによって、目の周りの筋肉を酷使するため、眼精疲労を感じる要因にもなります。

首と腰痛の関係についてですが、腰も首と同様に、運転中には自由に動かせないため、同じ位置で過剰に固めてしまう傾向にあります。

そのため、腰の筋肉も首と同様に過剰に固定され、腰周辺の筋肉が疲労してしまう可能性があります。

首と腰は、ともに背骨の一部分を構成しているため、不調になりやすい理由も共通しているのだと思います。

運転後にやってほしい首のケア

運転中に痛めた首は、動かすことがケアのポイントだとお伝えしましたが、具体的にどうすれば良いのか、最後に解説します。

実際闇雲に動かしても、効果的とは言えません。

運転中の多くは、顎が前に突き出た姿勢で運転しています。

その姿勢では、首から背中にかけて付着している「僧帽筋」と呼ばれる筋肉が伸ばされている状態になっています。

伸ばされている筋肉に対してのケアは、一旦縮めることで緩める方が効果的です。

【具体的な方法】

椅子に座った状態で行います。

両側の肩甲骨の内側を寄せながら、肩をすくめます。

さらに肩をすくめるときに、上を向くようにすることで、僧帽筋のより上の方までしっかり縮められます。

息をゆっくり鼻から息を吸いながら肩を上げていき、口からゆっくりと吐きながら肩を下ろしていきます。

呼吸にかける秒数はあまり気にせずに、「呼吸を止めないこと」「息を吸うときに肩を上げる、息を吐くときに肩を下げる」を中心に意識してみましょう。

この方法で首や肩が痛くなってしまう人や、どうしても肩に余計な力が入ってしまう場合は、寝た状態で背中にタオルを入れる方法を試してみてください。

【セルフケア別パターン】

仰向けに寝ます。

バスタオルをロール状に巻いたものや、ストレッチポール®︎など筒状のセルフケアグッズがあれば、それを背中の肩甲骨の下あたりに当ててください。

そのまま力を抜いていくことで背中が反りやすくなり、僧帽筋も縮みやすい状態になります。

この姿勢のまま、ゆっくりと呼吸してみましょう。

筋肉が徐々に緩んできたら、意識的に肩甲骨を寄せたり、肩を上げたりしながら僧帽筋に少し力を入れて、そのあと脱力することを呼吸に合わせて繰り返します。

身体の状態にもよりますが、大体10回ほど行った後に、しばらく首や肩の周りの筋肉が緩んだか感じてみましょう。

セルフケア後に心地よい疲労感や、脱力感があれば成功です。

どちらの方法も簡単にできるものなので、運転後に首が疲れている人は是非試してくださいね。

今回の記事も、運転する人の不調を解決するために少しでも役立てば幸いです。

年末年始の運転で身体がバキバキになってませんか?

今年の年末年始は、昨年とは異なり帰省して実家でゆっくりとされた方も多いのではないでしょうか?

自宅でゆっくりと休暇を満喫された方も、長距離の往復で車を使用された方は、「実家でゆっくりできたのに身体がバキバキ」と感じている方もいると思います。

休暇でリフレッシュできても、年始明けから仕事始めの方は、再び仕事のある日常に戻ることにより、身体が悲鳴を上げてくるかもしれませんね。

今回は、そんな方たちのために「長距離運転で疲れた身体を癒す方法」として、簡単なセルフケアをお伝えしたいと思います。

長距離運転で疲労している意外な場所とは?

長距離運転で身体に不調を感じやすい場所といえば、「腰」だと思います。

今回は、腰の不調に焦点を絞って解説していきます。

腰は体の中でも「要」になる部分であり、さまざまな場所から影響を受けています。

つまり、腰が痛い人は腰だけをケアしても効果が得られにくいと言うことです。

実際には腰だけではなく、身体のさまざまな場所は相互に関係しているため、日頃の何気ない習慣や周りの環境などによっても左右されます。

腰に影響を与える場所の中でも、特に運転に関連する場所は「お尻(殿部)」です。

お尻は、運転中は常に座席に接地していて、体重による圧迫を受けています。

感あげてみれば当然のことですが、お尻の筋肉に長時間圧迫を受ければ、周りの血流も阻害され、筋肉が硬くなりやすい状態となります。

筋肉が硬くなると、周りの神経の動きも悪くなり、結果として痛みにつながりやすい状態となります。

「筋肉が硬い=痛い」ではありませんが、身体に不調を感じやすくなる一つの要因として覚えていてほしいと思います。

話を戻して、なぜお尻に負担がかかると腰痛や腰が怠くなってしまうのかについて解説します。

腰と言っても、実際にはさまざまな場所が存在していて、ざっくりと分けると上半分と下半分に分かれます。

今回は腰といっても、特にお尻に近い「下部腰椎」と呼ばれる部分に多い症状になります。

お尻にある細い神経のうち、いくつかは下部腰椎の近くにあるものも存在しています。

その細い神経が、お尻を長時間圧迫することによって刺激されると、腰(下部腰椎付近)に痛みを感じやすくなります。

私たちの身体は、案外鈍感に出来ていて、特に背中の感覚は意外に鈍く作られています。

そのため、お尻の神経が刺激されていたとしても、はっきりとお尻と腰を区別することは難しく、お尻の痛みも腰の痛みと同様に感じている可能性があります。

特に腰の痛みや、怠さに対して、腰を自分でマッサージしたりストレッチしたりしても効果を全く感じない人などは、腰の筋肉ではなくお尻の筋肉からの影響が考えられます。

長時間の運転では腰の筋肉にも負担はかかりますが、運転という特殊な状況を考えると、お尻の筋肉を充填的にケアする方が効果的ではないかと考えます。

運転後に絶対やりたい〇〇セルフケア

最後にそんなお尻の筋肉のセルフケアについて紹介しましょう。

運転中、お尻には常に圧迫されているストレスがかかっていおり、そのストレスに対して反発するように力が入っていることが予想されます。

その場合、ゴリゴリとマッサージしても、刺激に対して筋肉が敏感になっている可能性があるため逆効果になってしまう恐れもあります。

方法としては、「ゆっくりとストレッチをかけること」です。

ゆっくりとストレッチをかけることによって、力が入っている筋肉に対して、筋肉自ら力を抜けるようにしていきます。

【具体的な方法】

脚を伸ばした状態で座りましょう。

伸ばしたい側の膝を立て、足を反対の脚の外側に置きます。

立てた膝を両手で抱えて、背筋を伸ばします。

お尻の筋肉の伸びている感覚があれば、その状態を保持しつつ30秒〜1分を目安に伸ばしていきます。

ポイントは、ゆっくり行うことと、ストレッチ中は呼吸を止めないようにすること、痛みが出ない範囲で行うことです。

運転直後の場合、痛み気持ちいい範囲で行なっていたとしても、つい力が入ってしまう可能性があるため、痛みがない範囲を徹底して行う方が良いと思います。

注意点としては、股関節に手術歴のある方(人工骨頭置換術など)や、股関節の怪我や病気により、現在治療中の方は行わないようにしましょう。もしくはかかりつけ医やお近くの専門家に相談の上、行うようにしましょう。

今回は、運転後に行いたいセルフケアについて、主に腰痛の観点から解説していきました。

休みの日だけでなく、今後長距離運転を控えている方や、業務上よく車を使用する方も今回の内容は参考になると思います。

あなたの身体の不調に、今回の内容が参考になれば幸いです。