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神経筋関節の評価と施術×運動療法┃肩こり,腰痛,ひざ痛,神経痛,滋賀県長浜市 フィジオ

ストレートネックと頭痛

理学療法士が見る「首から起こる頭痛」

頭痛に悩んでいる方の中には、
「ストレートネックが原因かもしれない」と言われた経験がある方もいるかもしれません。

実際、首こりや肩こりと一緒に
頭痛を感じる人は少なくありません。

特に多いのが緊張型頭痛と呼ばれるタイプです。

この頭痛は、首や肩の筋肉の緊張と関係していると考えられています。

緊張型頭痛の特徴

緊張型頭痛では、次のような症状が見られることがあります。

・後頭部が重い
・頭を締めつけられる感じ
・首や肩のこり
・長時間姿勢で悪化

多くの場合、
パソコン作業やスマートフォン操作など、
同じ姿勢が長く続いたときに起こりやすくなります。

理学療法士が観察する首の状態

PHYSIOで頭痛の相談を受けるとき、
次のようなポイントを確認します。

・首の可動域
・後頭部の筋肉の緊張
・肩甲骨の動き
・胸郭の柔軟性

特に、
後頭部の小さな筋肉(後頭下筋群)が
強く緊張しているケースが多く見られます。

この筋肉は、頭の位置を細かく調整する役割があります。

しかし、頭が前に出た姿勢が続くと、
この筋肉が常に働く状態になります。

その結果、後頭部周囲の緊張が続き、
頭痛につながることがあります。

首の筋肉と神経の関係

首の後ろには、
大後頭神経と呼ばれる神経があります。

この神経は、後頭部の感覚に関係しています。

首の筋肉が緊張すると、
この神経の周囲の組織に負担がかかり、
後頭部の痛みとして感じることがあります。

そのため、首こりが強い人では

画像診断などで異常がなくても
頭痛を伴うことがあります。

Fasciaの視点から見る頭痛

身体は、筋肉や関節だけでなく、
Fascia(筋膜)という結合組織のネットワークによって
全身がつながっています。

この組織は姿勢や運動の影響を受けやすく、
長時間の同じ姿勢が続くと

・滑走性低下
・柔軟性低下

などが起こる可能性があります。

その結果、首や肩周囲の組織の動きが低下し、
筋肉の緊張が続くことがあります。

このような状態が頭痛の背景となることも考えられます。

頭痛と生活習慣

頭痛には、姿勢だけでなく生活習慣も関係します。

例えば

・長時間のデスクワーク
・スマートフォンの使用
・運動不足
・睡眠不足

などです。

身体は適度に動かすことで

・血流
・組織の柔軟性
・神経機能

が保たれます。

運動不足が続くと、
首や肩の筋肉の疲労が回復しにくくなることがあります。

首からくる頭痛への対策

首こりに関連する頭痛では、
次のようなことが役立つ場合があります。

・長時間同じ姿勢を避ける
・肩甲骨を動かす
・軽い運動を行う
・休憩をこまめにとる

首だけをケアするのではなく、
身体全体の動きを改善することが重要です。

まとめ

ストレートネックと呼ばれる姿勢では、
首や肩の筋肉に負担がかかりやすくなります。

その結果、

・首こり
・肩こり
・緊張型頭痛

が起こることがあります。

頭痛が続く場合は、
首だけでなく身体全体の姿勢や生活習慣を見直すことが
改善のきっかけになることがあります。

【根拠】

Fasciaは筋・神経・関節などを連結する構造であり、
姿勢の持続や運動不足などにより柔軟性低下や滑走性低下が生じる可能性がある。

また、身体への適切な力学的刺激(運動)は、
結合組織の適応や機能維持に関与するとされている。

【出典(PDF参考文献)】

・今北英高ほか:Fasciaとは-解剖生理学的意義の見地から.臨床スポーツ医学,2020
・Schleip R:Fascial plasticity – a new neurobiological explanation.2003
・望月久:メカノセラピーと理学療法.PTジャーナル,2020
・Kopeinig C, et al:Fascia as a Proprioceptive Organ and its Role in Chronic Pain.2015

ストレートネックと肩こり

理学療法士が見る「首と肩の関係」

肩こりの相談を受けたとき、
「ストレートネックですね」と言われた経験がある方も多いかもしれません。

確かに、ストレートネックの人では
肩こりが起こりやすい傾向があります。

しかし実際には、
首の骨の形だけで肩こりが決まるわけではありません。

理学療法士の視点では、
首と肩の筋肉の働き方の変化が重要なポイントになります。

肩こりが起こる仕組み

肩こりは、主に次の筋肉の疲労によって起こります。

・僧帽筋
・肩甲挙筋
・後頭下筋群

これらの筋肉は、
頭の重さを支える働きを持っています。

人の頭は約4〜6kgあり、
姿勢が崩れるとこれらの筋肉に大きな負担がかかります。

特に頭が前に出た姿勢では、
肩から首にかけての筋肉が
常に緊張した状態になりやすくなります。

この状態が続くことで、
慢性的な肩こりが起こることがあります。

理学療法士が見る肩こりの特徴

PHYSIOで肩こりの方を評価すると、
次のような特徴が見られることが多くあります。

・肩甲骨の動きが少ない
・胸郭が硬い
・背中が丸くなっている

このような姿勢では、
肩甲骨が本来の位置で動きにくくなります。

肩甲骨が動かない状態では、
首周囲の筋肉が代わりに働くことになります。

その結果、
首から肩にかけての筋肉の負担が増え、
肩こりが慢性化しやすくなります。

肩甲骨と首は連動している

肩甲骨と首は、
筋肉によって密接につながっています。

例えば

僧帽筋
肩甲挙筋

などは、
首と肩甲骨の両方に付着しています。

そのため、
肩甲骨の動きが低下すると
首の筋肉の負担が増えることがあります。

逆に、
肩甲骨がよく動く状態では
首の筋肉の負担は減少します。

Fasciaの視点から見る肩こり

身体は筋肉や関節だけでなく、
Fascia(筋膜)という結合組織のネットワークで全身がつながっています。

この組織は、
姿勢の持続や運動不足などの影響を受けやすい構造です。

長時間同じ姿勢が続くと、

・滑走性低下
・柔軟性低下

といった変化が生じる可能性があります。

その結果、
肩甲骨周囲の動きが低下し、
首や肩の筋肉に負担が集中することがあります。

マッサージだけでは改善しにくい理由

肩こりはマッサージを受けると
一時的に楽になることがあります。

しかし、すぐに症状が戻るケースも多く見られます。

その理由は、

・姿勢
・肩甲骨の動き
・運動不足

といった原因が変わらないためです。

筋肉をほぐすだけでは、
身体の動きそのものは変わらないため、
同じ負担が肩にかかり続けてしまいます。

肩こり改善のポイント

肩こりを改善するためには、
次の点が重要になります。

・肩甲骨を動かす
・胸郭の柔軟性を保つ
・長時間姿勢を避ける
・適度な運動を行う

首だけをケアするのではなく、
身体全体の動きを改善することが大切です。

まとめ

ストレートネックと肩こりは関係することがありますが、
原因は首の骨の形だけではありません。

多くの場合、

・肩甲骨の動きの低下
・姿勢の崩れ
・運動不足

などが関係しています。

肩こりが続く場合は、
首だけでなく身体全体の動きを見直すことが
改善のきっかけになることがあります。

【根拠】

Fasciaは筋・関節・神経などを連結する構造であり、
姿勢の持続や運動不足により柔軟性低下や滑走性低下が生じる可能性がある。

また、身体への適切な力学的刺激(運動)は
結合組織の適応や機能維持に関与するとされている。

【出典(参考文献)】

・今北英高ほか:Fasciaとは-解剖生理学的意義の見地から.臨床スポーツ医学,2020
・Schleip R:Fascial plasticity – a new neurobiological explanation.2003
・望月久:メカノセラピーと理学療法.PTジャーナル,2020
・Kopeinig C, et al:Fascia as a Proprioceptive Organ and its Role in Chronic Pain.2015

長浜市で頭痛に悩む方へ

頭痛の原因を理学療法士が解説

メタディスクリプション
長浜市・湖北地域で頭痛に悩む30〜60代の方へ。姿勢・筋肉・生活習慣から頭痛の原因を理学療法士が解説します。

長浜市や湖北地域でも、
「慢性的な頭痛」に悩まれている方が少なくありません。

特に30〜60代の方では

・デスクワーク
・車移動中心の生活
・スマートフォン使用

などにより、頭痛が起こりやすい環境があります。

頭痛にはさまざまな種類がありますが、
日常的に多いのは

緊張型頭痛

と呼ばれるタイプです。

頭痛の原因は一つではない

頭痛というと
「首や肩がこっているから」と考えられがちですが、

実際には

・筋肉の緊張
・姿勢
・運動不足
・ストレス

など、複数の要因が関係することが多いです。

理学療法士が見る頭痛の特徴

PHYSIOで頭痛の相談を受けると、
次のような身体の特徴が見られることがあります。

・首の動きが少ない
・後頭部の筋肉の緊張
・胸郭の硬さ
・肩甲骨の動きの低下

特に、首の深い部分の筋肉が働き続けているケースが多く見られます。

Fasciaの視点から見る頭痛

身体の中では、筋肉や神経血管が
Fascia(筋膜)という組織で包まれながらつながっています。

この組織は、単なる膜ではなく、
感覚や動きにも関与すると考えられています。

姿勢が固定された状態が続くと、
この組織の動きが小さくなり、
首や肩周囲の緊張が続くことがあります。

地域特性と頭痛

長浜市周辺では

・車移動が多い
・歩行量が少ない
・座る時間が長い

といった生活習慣が多く見られます。

このような生活では、
身体を動かす機会が少なくなり、
頭痛の要因になることがあります。

生活を少し改めたり、身体の動かし方を改めたりしないと

なかなか頭痛がすっきりしないことも少なくないようです。

執筆経験からの視点

これまでFasciaに関する書籍や資料の執筆に関わる中で、
身体は局所ではなく「連動」で考えることの重要性を感じています。

頭痛も同様に、
首だけではなく身体全体のバランスの中で起こることが多いと考えられます。

ですので、頭痛の薬を飲むだけではなく、身体全体のバランスをファシアの観点から評価し対応を検討することが必要かと思います。

まとめ

頭痛は単なる「首こり」ではなく、

・姿勢
・生活習慣
・身体の動き

などが関係していることがあります。

慢性的な頭痛がある場合は、
身体全体の状態を見直すことが重要です。

【根拠】

頭頸部周囲の筋・結合組織の機能変化は、
緊張型頭痛の一因となる可能性が示されている。

【出典】

Olesen J.
The International Classification of Headache Disorders. Cephalalgia, 2018

Fernández-de-las-Peñas C, et al.
Muscle trigger points and head pain. Current Pain and Headache Reports, 2015

長浜市で頭痛に悩む方へ

頭痛と姿勢の関係を理学療法士が解説

メタディスクリプション
長浜市・湖北地域で頭痛に悩む30〜60代の方へ。猫背やスマホ姿勢と頭痛の関係を理学療法士が解説します。

長浜市や湖北地域では、
慢性的な頭痛に悩む方の中に、
姿勢の影響を受けているケースが少なくありません。

特に多いのが、
デスクワークやスマートフォン操作による姿勢の崩れです。

一見関係なさそうに見える姿勢ですが、
首や頭の状態に大きく影響することがあります。

姿勢が頭痛に影響する理由

頭は約4〜6kgの重さがあります。

この重さは、本来は首や背中、体幹で分散されて支えられています。

そのために、頸椎には適度な湾曲が存在します。

しかし、猫背姿勢になると

・頭が前に出る
・首の筋肉に負担が集中する

といった状態になります。

この状態が長く続くと、
首周囲の筋肉が緊張し、
頭痛につながることがあります。

理学療法士が見る姿勢の特徴

PHYSIOで頭痛の方を評価すると、
次のような姿勢が見られることがあります。

・背中が丸くなる
・顎が前に出る
・肩が内側に入る

この姿勢では、
首の後ろの筋肉が常に働き続ける状態になります。

特に後頭部の筋肉は、
頭の位置を細かく調整する役割があるため、
負担がかかりやすくなります。

胸郭と呼吸の影響

姿勢が崩れると、
胸郭の動きも小さくなります。

その結果、呼吸が浅くなり、
首の筋肉が呼吸を補助する働きをすることがあります。

この状態では、呼吸のしづらさを補うために
首周囲の筋肉の緊張がさらに強くなり、
頭痛を感じやすくなることがあります。

Fasciaの視点から見る姿勢

身体の内部では、筋肉や臓器が
Fasciaと呼ばれる結合組織によって連結されています。

この組織は、身体の張力バランスを保つ役割を持っています。

姿勢が崩れた状態が続くと、
身体の一部に張力が集中し、
首や頭に負担がかかることがあります。

このような状態が、
頭痛の背景になる可能性があります。

長浜地域の生活との関係

長浜市周辺では

・車移動が中心
・座る時間が長い
・運動量が少ない

といった生活スタイルが多く見られます。

このような生活では、
姿勢が固定されやすく、
首や肩への負担が続きやすくなります。

執筆経験からの視点

これまでFasciaに関する内容の執筆に関わる中で、
姿勢による身体全体のバランスの変化が、
局所の症状に影響することを多く感じています。

頭痛もその一つであり、
首だけでなく身体全体の状態をみることが重要です。

まとめ

頭痛は、姿勢の影響を受けることがあります。

特に

・猫背姿勢
・長時間の座位
・スマートフォン使用

などが続くと、
首周囲の筋肉に負担がかかります。

頭痛が続く場合は、
姿勢や生活習慣を見直すことが
改善のきっかけになることがあります。

【根拠】

姿勢の変化に伴う頸部筋活動の増加は、
緊張型頭痛と関連する可能性が報告されている。

【出典】

Szeto GPY, et al.
The effect of head posture on muscle activation.
Manual Therapy, 2002

Falla D, et al.
Patients with neck pain demonstrate reduced deep cervical flexor activity.
Spine, 2004

長浜市や湖北地域では、年齢に限らず若い女性から肩こりの相談が非常に多くあります。

特に多い訴えは

「デスクワークで肩が重い」
「夕方になると首がつらい」
「マッサージを受けてもすぐ戻る」

というケースです。

肩こりの背景には様々な要因がありますが、その中でも大きく関係しているのが「持続姿勢」です。

同じ姿勢を長時間続けることは、姿勢を保持し続けるという運動を行っているということです。

それによって、気づかないうちに首や肩の筋肉に負担をかけやすくなることが知られています。

この記事では、肩こりで悩む方のために、肩こりと持続姿勢の関係について理学療法士の視点から解説します。

持続姿勢とは

持続姿勢とは、同じ姿勢を長時間続ける状態を指します。

例えば

・デスクワーク
・スマートフォン操作
・車の運転
・パソコン作業

などが代表的です。目安としては30分以上同じ姿勢を保った状態です。

これらの姿勢では一見負担がないように思えて、同じ姿勢を保持するという運動を強いられて、首や肩の筋肉が一定の緊張状態を保ち続けることになります。

専門的に言えば、等尺性収縮をしている状態です。

筋肉は本来、動くことで血流が保たれます。伸びたり縮んだりして、ポンプのように働くこともあります。

しかし同じ姿勢が続くと筋肉の活動が固定され、疲労が蓄積しやすくなると考えられています。

さらには、重力の負荷に筋収縮の負荷が加わることで、頸部への圧力も増してしまします。

研究では、長時間の座位姿勢や頸部屈曲姿勢が首肩部痛のリスク要因となる可能性が示されています。

頭の位置と肩の負担

持続姿勢の中でも特に多いのが、頭が前に出る姿勢です。頭前方位と言います。

人の頭は約4〜6kgあり、体重の1割程度であるとされています。

頭が前に出るほど、てこの原理が働いてしまい、頸部にはその重さ以上の負担が増えてしまいます。首や肩の筋肉はその頭を支えるために働き続けることになります。

この状態が長時間続くと、縮んだ筋肉への血流は減少するため、肩周囲の筋肉の疲労につながることがあります。

デスクワークやスマートフォン操作では、この姿勢になりやすいことが知られています。

理学療法士としての観察

PHYSIOで肩こりの評価を行っていると、肩こりの方の多くに共通する特徴があります。

それは特定の首や背中の動きが少なくなっていることです。すべての筋肉が硬く動きが少なくなっているわけではないことが興味深いですね。さらに、動きが少なくなっている筋肉が凝っている方もいれば、伸びてしまっている筋肉が凝っている方もいらっしゃいます。

特に長浜地域では車通勤の方が多く、1日の中で座っている時間が長い方をよく見かけます。

肩こりが長く続いている方では

・背中が丸くなる姿勢
・首の動きの減少
・肩甲骨の動きの少なさ

などが見られることがあります。

このような状態では肩周囲の筋肉に負担が集中しやすくなります。

姿勢だけでなく「動きの少なさ」も肩こりの要因になると考えられます。

持続姿勢による負担を減らす工夫

持続姿勢による負担を減らすためには、姿勢を変えることが重要です。

例えば

・30〜60分ごとに立ち上がる
・肩を回す
・背伸びをする

といった簡単な動きでも、筋肉の活動が変化します。

産業衛生分野では、ディスプレイを見つめるVDT作業の方は、20分に一度、20秒程度作業を中断し、小休止を取ることを薦めています。

また、肩甲骨を動かす運動も肩周囲の負担を軽減する可能性があります。

日常生活の中で少し体を動かす時間を作ることが大切です。

PHYSIOで行っている肩こりへの対応

リハビリ&トレーニングPHYSIOでは、肩こりの背景にある要因を整理することを大切にしています。

例えば

・AIも使った姿勢評価
・動作分析
・関節の動きの確認

などを行い、体の状態を確認します。

肩こりは肩だけの問題ではなく、姿勢や動き方が関係していることも少なくありません。

長浜市や米原市、彦根市など湖北地域で肩こりが続いている方は、体の状態を確認してみることも一つの方法です。

参考文献

Ariëns GA et al. Occup Environ Med. 2001.
Côté P et al. Eur Spine J. 2008.
Gross A et al. Cochrane Database Syst Rev. 2015.

「ストレートネックは治りますか?」

首こりや肩こりで来院される方から、よくいただく質問です。

結論から言うと、
首の骨の形そのものを完全に元に戻すことは簡単ではありません。

しかし、

・首こり
・肩こり
・頭痛
・首の動かしにくさ

といった症状は、
身体の使い方を変えることで改善するケースが多くあります。

つまり重要なのは、
「骨の形」よりも「身体の機能」です。

ストレートネック=病気ではない

ストレートネックという言葉はよく知られていますが、
医学的な正式診断名ではありません。

レントゲンでは、
頸椎のカーブが小さく見える人もいれば、
もともとカーブが少ない人もいます。

また、同じようなレントゲンでも

・痛みがある人
・まったく症状がない人

などが存在します。

このことから、
首のカーブだけで症状が決まるわけではないと考えられています。

理学療法士が注目する「機能」

PHYSIOでは、ストレートネックの相談を受けたとき、
レントゲンよりも次のポイントを重視します。

・首の動き
・胸郭の柔軟性
・肩甲骨の安定性
・体幹の支持機能
・呼吸パターン
などです。

首の症状がある人の多くでは、

胸郭の動きの低下が見られます。

胸郭が硬くなると、
首や肩の筋肉が代わりに働くようになり、
首の負担が増えてしまいます。

回復する人の特徴

ストレートネックによる症状が改善する人には、
いくつかの共通点があります。

①身体を動かす習慣がある

身体は動かすことで

・血流
・組織の柔軟性
・神経機能

が維持されます。

運動不足が続くと、
首周囲の筋肉や結合組織の柔軟性が低下しやすくなります。

②姿勢を意識している

スマートフォンやパソコン作業のとき、

・画面の高さ
・椅子の高さ
・背中の姿勢

を少し変えるだけでも、
首への負担は大きく変わります。

③身体全体の動きを改善している

首の症状が改善する人の多くは、

・肩甲骨の動き
・胸郭の動き
・体幹の安定性

を改善する運動を取り入れています。

首だけをほぐすよりも、
身体全体の動きが改善することで
首の負担が減ることが多いのです。

改善しにくいケース

一方で、症状が改善しにくいケースもあります。

例えば

・長時間同じ姿勢
・強いストレス
・睡眠不足
・運動不足

などが続く場合です。

痛みは単なる筋肉の問題ではなく、
生活習慣や心理的要因が影響することもあります。

Fasciaの視点から考える

身体は筋肉や骨だけでなく、
Fascia(筋膜)という結合組織のネットワークで全身がつながっています。

この組織は、姿勢の持続や運動不足により

・癒着
・柔軟性低下
・滑走低下

などの変化を起こす可能性があります。

その結果、
身体の一部の動きが低下すると
別の部位に負担が集中します。

首の症状も、このような身体全体の変化の中で
生じている場合があります。

ストレートネックの改善の考え方

ストレートネックの症状改善では、
次の3つの視点が重要です。

①姿勢の改善
②運動習慣
③身体全体の動きの改善

首だけに注目するのではなく、
身体全体のバランスを整えることが
結果的に首の負担を減らすことにつながります。

まとめ

ストレートネックは
「首の骨の形」だけの問題ではありません。

多くの場合、

・姿勢
・身体の動き
・生活習慣

などが関係しています。

首の症状が気になる場合は、
身体全体の動きを見直すことが
改善のきっかけになることがあります。

【根拠】

Fasciaは筋・神経・関節などを連結する構造であり、
姿勢の持続や運動不足などにより構造変化や滑走性低下が生じる可能性がある。

また、身体への適切な力学的刺激(運動)は、
組織適応や血流改善などの生理的反応を引き起こすとされている。

【出典】

・今北英高ほか:Fasciaとは-解剖生理学的意義の見地から.臨床スポーツ医学,2020
・Schleip R:Fascial plasticity – a new neurobiological explanation.2003
・望月久:メカノセラピーと理学療法.PTジャーナル,2020
・Kopeinig C, et al:Fascia as a Proprioceptive Organ and its Role in Chronic Pain.2015

最近、首こりや肩こりの原因として
「ストレートネック」という言葉をよく聞くようになりました。

スマートフォンやパソコンの使用時間が増えたことで、
長時間の前かがみ姿勢が続く人が増えています。

その結果、本来ゆるやかなカーブを持つ頸椎がまっすぐに近い形となり、
首こり、肩こり、頭痛などの症状が現れることがあります。

しかし、理学療法士の視点から見ると、
ストレートネックは単に「首の骨の形」の問題ではありません。

身体全体の動きや姿勢のバランスが関係していることが多いのです。

理学療法士が観察するポイント

PHYSIOでは、ストレートネックを評価するときに
次のような点を観察します。

・頭の位置
・胸郭の姿勢
・肩甲骨の動き
・呼吸の状態
・体幹の安定性

実際には、首だけに問題があるケースは少なく、
胸郭の硬さや肩甲骨の動きの低下が見られることが多いです。

また、呼吸が浅くなり、
首周囲の筋肉が過剰に働く状態になっている場合もあります。

このような状態では、
首の筋肉に継続的な負担がかかり、
慢性的な首こりにつながります。

ストレートネックとFasciaの関係

近年、身体は筋肉や関節だけではなく、
Fascia(筋膜)という結合組織のネットワークで全身がつながっていると考えられています。

Fasciaは


神経
血管
臓器

などを包み込みながら身体全体を連結する構造です。

姿勢の崩れや運動不足が続くと、
このFasciaの滑走性が低下し、

・柔軟性の低下
・組織の癒着
・動きの制限

が起こることがあります。

このような状態では身体の一部の動きが低下し、
別の部位が代償的に働くようになります。

首の筋肉が過剰に働く状態も、
身体全体の連動性の低下の中で生じることがあります。

なぜスマホ姿勢で首が痛くなるのか

人の頭の重さは約4〜6kgと言われています。

頭が前に出る姿勢では、
首の筋肉にかかる負担が大きくなります。

さらにこの姿勢が続くと

・胸郭の動きの低下
・肩甲骨の安定性低下
・体幹支持機能の低下

などが起こります。

その結果、首の筋肉だけで頭を支える状態となり、
首こりや肩こりが慢性化してしまいます。

マッサージで戻りやすい理由

首こりはマッサージで一時的に楽になることがあります。

しかし、すぐに症状が戻るケースも多く見られます。

その理由は、
首の筋肉だけをほぐしても

・姿勢
・身体の使い方
・運動不足

などの原因が変わらないためです。

身体の動きが変わらなければ、
同じ負担が首にかかり続けてしまいます。

PHYSIOで大切にしている考え方

PHYSIOでは、首の症状を評価するときに
身体全体の動きを確認します。

特に重要なのは

・胸郭の可動性
・肩甲骨のコントロール
・体幹の安定性
・呼吸機能

といった要素です。

身体の動きが改善すると、
首の負担が自然と軽減するケースも多く見られます。

日常生活で意識したいポイント

ストレートネックを予防するためには
次の点を意識することが大切です。

・長時間同じ姿勢を続けない
・スマートフォンを見る位置を高くする
・胸を開く姿勢を意識する
・適度に体を動かす

身体は、適度な運動や活動によって
組織の柔軟性や循環が保たれます。

逆に運動不足が続くと
身体の機能は徐々に低下してしまいます。

まとめ

ストレートネックの背景には

・長時間姿勢
・運動不足
・身体の動きの低下

などが関係していることがあります。

首の症状が気になる場合は、
首だけでなく身体全体の動きを見直すことが重要です。

【根拠】

Fasciaは運動器系を包括する構造として筋・関節・神経などを連結する重要な組織である。

また、姿勢の持続や運動不足などによりFasciaの構造に歪みが生じ、滑走性や柔軟性の低下が起こる可能性が指摘されている。

【出典】

・今北英高ほか:Fasciaとは-解剖生理学的意義の見地から.臨床スポーツ医学 37:134-140,2020
・Schleip R:Fascial plasticity – a new neurobiological explanation.Journal of Bodywork and Movement Therapies,2003
・Kopeinig C, et al:Fascia as a Proprioceptive Organ and its Role in Chronic Pain.Safety in Health,2015
・望月久:メカノセラピーと理学療法.PTジャーナル 56:84-89,2020

長浜市や湖北地域では、腰痛の相談が非常に多くあります。

特に最近増えているのが

「デスクワークで腰が重い」
「長時間座ると腰がつらい」
「夕方になると腰が固まる」

といった症状です。

このような腰痛の背景には、生活の中で座っている時間が長くなっていることが関係している可能性があります。

近年の研究でも、座る時間が長い生活習慣と腰痛の関係が指摘されています。

この記事では、腰痛と座りすぎの関係について理学療法士の視点から解説します。

座りすぎとは

座りすぎとは、長時間座った状態が続く生活習慣を指します。

例えば次のような場面です。

・デスクワーク
・パソコン作業
・スマートフォン操作
・長時間の車運転

・自宅での座位生活

特にデスクワーク中心の生活では、1日の多くの時間を座って過ごすことになります。

研究では、座っている時間が長いほど身体活動量が低下し、筋骨格系の不調と関連する可能性があることが報告されています。また、股関節を曲げていることが多くなり、立位になった時に、写真のように腰が引けてしまうような姿勢になることもあります。

座る姿勢と腰への負担

座る姿勢では、腰椎と呼ばれる背骨の下部に負担がかかります。

特に背中が丸くなる姿勢では、筋肉への負担が増えるほか、椎間板という線維軟骨への圧力も増大します。座り方によっては、胸腰筋膜などの筋膜や靭帯にもストレスが増大し、腰椎周囲の組織にかかる圧力が増える可能性があります。

長時間この座位姿勢が続くと

・腰周囲の筋肉の疲労
・関節の動きの減少
・姿勢保持筋の負担

などが起こることがあります。

デスクワークやスマートフォン操作が多い生活では、この姿勢が続きやすく、腰痛に繋がりやすいことがわかりますね。

動きが少ないことも影響する

腰痛は姿勢だけでなく、体を動かす機会が少ないことも関係する場合があります。

体は本来、動くことで筋肉や関節の働きが保たれます。

しかし長時間座っていると

・股関節の動きの減少
・体幹の活動量の低下
・筋肉の血流低下

などが起こることがあります。

このような状態では腰周囲の負担が集中しやすくなる可能性があります。

こういったことを、身体活動量という観点から見直す必要があります。身体活動量とは、運動とならび、筋肉をどれくらい使っているかの指標になります。運動というと、筋トレなどの特別に時間を割いて行うことを言いますが、身体活動量とは、普段の生活のなかでどれだけ座っていないかと考えるとイメージができるかもしれません。

理学療法士としての観察

PHYSIOで腰痛の評価をしていると、長時間座る生活をしている方には共通する特徴が見られることがあります。

例えば

・股関節の内旋の動きが少ない
・ハムストリングスが縮んでいる
・頭部が前にでている

といった傾向です。

特に長浜地域では車通勤の方が多く、座っている時間が長い生活になりやすい環境があります。

そのため、歩く機会が少なくなり、腰や股関節の動きが減っている方をよく見かけます。

腰痛の原因は一つではありませんが、座る時間の長さや体を動かす機会の少なさが関係している場合もあります。

日常生活でできる対策

座りすぎによる腰の負担を減らすためには、姿勢を変えることが重要です。

例えば

・30〜60分ごとに立ち上がる
・軽く歩く
・背伸びをする

といった簡単な動きでも、体の状態は変わります。

また、散歩などの軽い運動を生活の中に取り入れることも役立つ可能性があります。

長時間同じ姿勢を続けないことが腰の負担を減らす一つの方法です。

PHYSIOで行っている腰痛への対応

リハビリ&トレーニングPHYSIOでは、腰痛の背景となる体の状態を評価することを大切にしています。

例えば

・姿勢評価
・動作分析
・関節の動きの確認

などを行い、腰に負担が集中している要因を整理します。

腰痛は腰だけの問題ではなく、股関節や体幹の動きが関係することもあります。

長浜市や米原市、彦根市など湖北地域からも多くの方が来店されています。

腰痛が長く続く場合には、体の状態を確認することで改善のヒントが見つかることがあります。

肩こりの原因としてよく挙げられるのが持続姿勢ですが、もう一つ大きく関係するのが運動不足です。

PHYSIOでも肩こりの相談を受ける中で、車通勤してデスクワークを8時間こなすという、運動習慣が少ない方は少なくありません。

肩こりは筋肉の使いすぎだけでなく、体を動かす機会が少ないことでも起こる可能性があります。

この記事では、肩こりと運動不足の関係について解説します。

運動不足が肩こりにつながる理由

筋肉は動くことでポンプのように作用し良好な血流が保たれます。

体を動かす機会が少なくなると、僧帽筋などの肩周囲の筋肉の活動も少なくなります。

その結果

・筋肉の柔軟性の低下
・筋持久力の低下
・疲労しやすい状態

などが起こる可能性があります。

研究では、運動介入が首肩部痛の軽減に役立つ可能性が示されており、

特に軽い運動でも、継続することで状態が安定する場合があります。

肩甲骨の動きと肩こり

肩こりと関係が深いのが肩甲骨の動きです。

肩甲骨は腕や肩の動きに関係する重要な骨です。

しかし運動量が少ない生活では、肩甲骨を大きく動かす機会が少なくなります。

例えば

・腕を上げる動作
・背中を動かす動作

などが減ると、肩甲骨の動きが小さくなることがあります。

この状態では肩周囲の筋肉が疲労しやすくなることがあります。

また、肩甲骨に付着する筋肉は多数あり、ある筋肉は縮みやすく、またある筋肉は伸びやすいといった一定の傾向があります。神経リハビリテーションの父と言われたチェコのヤンダ博士は、上位交差症候群というものを提唱しています。

肩甲骨に付着する筋肉であれば、胸の前の小胸筋、肩甲上部の肩甲挙筋、僧帽筋の上部は縮みやすく、硬くなりやすい筋肉とされています。また、僧帽筋の中部下部線維や菱形筋、前鋸筋は伸びやすく弱くなりやすい筋肉と言われています。

理学療法士としての観察

PHYSIOで肩こりの評価をしていると、肩周囲の筋肉よりも体幹や股関節の動きが少ない方が多い印象があります。

特に運動習慣が少ない方では

・背中の動きが小さい
・肩甲骨の動きが少ない
・体幹の回旋が少ない

といった特徴が見られることがあります。

長浜地域では車移動が多く、歩く機会が少なくなりやすい生活環境も影響している可能性があります。

体を動かす機会が少ないほど、背骨などの動きも小さくなり、肋骨の上にある肩甲骨の動きも少なくなる傾向から、肩周囲の負担が集中する傾向があります。

日常生活で取り入れやすい運動

肩こり対策としては、特別な運動でなくても体を動かすことが大切です。

例えば

・散歩
・軽いストレッチ
・肩回し運動

などでも体の動きは変わります。

運動は短時間でも継続することが重要です。

日常生活の中で体を動かす機会を増やすことが、肩こりの予防につながる可能性があります。

PHYSIOで行っているサポート

PHYSIOでは、体の状態を評価したうえで運動方法を提案しています。

例えば

・姿勢評価
・動作分析

・可動性や筋力チェック
・トレーニング指導

などを通して、体の使い方を確認します。

肩こりの中には、運動不足だけでなく姿勢や動き方が関係する場合もあります。

長浜市や湖北地域からも多くの方が来店されています。

肩こりが長く続く場合には、体の状態を確認することで改善のヒントが見つかることがあります。

参考文献

Andersen LL et al. Eur J Appl Physiol. 2011.
Gross A et al. Cochrane Database Syst Rev. 2015.
Côté P et al. Eur Spine J. 2008.

滋賀県長浜市 リハビリ&トレーニング‘PHYSIO

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整体は、あなたと整体師の「共同作業」です。
一方的に受けるだけでなく、あなたの体の反応をフィードバックすることで、施術の精度は2回、3回と飛躍的に向上します。

何を伝えればいいのか?3つのチェックリスト

次回の通院時、以下の3点をメモしていくと、より深いアプローチが可能になります。

  1. 「楽だった期間」はどれくらいか? 「施術後すぐは良かったが、翌日の夕方には戻った」「3日間は快適だった」など。
    これにより、今のあなたの体が「どれくらい歪みを記憶しているか」が分かり、最適な通院頻度が算出できます。
  2. 「痛みの変化」を具体的に 「腰全体の重だるさは消えたが、お尻の奥の方にピリッとする痛みが残っている」というように、痛みの「場所」や「種類」の変化を伝えてください。表面の筋肉がほぐれたことで、隠れていた「真の原因」が見えてくることがよくあります。
  3. 「日常生活での気づき」 「そういえば、階段の上り下りがスムーズだった」「靴の減り方が左右で違うことに気づいた」など、些細なことで構いません。

「なんとなく」を言葉にするコツ

もし言葉が見つからなければ、「前回より60%くらい楽になった」「まだ重い感じが3割残っている」といった数字(パーセンテージ)で伝えるのも一つの手です。

遠慮は禁物

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