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足関節が硬いと膝が痛くなる?変形性膝関節症と足首の可動域の関係

「膝が痛いのに、なぜ足首をみる必要があるのですか?」

PHYSIOで膝痛の評価を行う際、患者さんからよくいただく質問です。

実は、足関節の動き、とくに足首を上に曲げる動き(背屈)が制限されると、膝関節への負担が増加する可能性があります。

変形性膝関節症(膝OA)の方では、膝だけではなく足関節の可動域低下を認めるケースも少なくありません。

今回は、変形性膝関節症と足関節可動域の関係について、理学療法士の視点から解説します。

足関節の動きは歩行に欠かせない

足関節には、

  • 足首を上に曲げる「背屈」
  • 足首を下に伸ばす「底屈」

という動きがあります。

このうち、日常生活や歩行に特に重要なのが背屈可動域です。

歩行時には、身体が前方へ移動する際に足関節が徐々に背屈していきます。

十分な背屈可動域が確保されていることで、

  • スムーズな重心移動
  • 歩幅の確保
  • 衝撃吸収
  • 安定した歩行

が可能になります。

反対に、足関節が硬くなると、身体は別の方法で動きを補おうとします。

これを代償動作と呼びます。

足首が硬いと起こる代償動作

膝が内側へ入る

足関節背屈制限があると、しゃがむ動作や階段動作で膝が内側へ入りやすくなることがあります。

このような動きは、膝関節内側への負担増加につながる可能性があります。

足部が過回内する

足首が十分に曲がらない場合、身体は代わりに足部を内側へ倒し、動きを補おうとすることがあります。

これが**足部の過回内(オーバープロネーション)**です。

過回内が強くなると、

  • 脛骨内旋
  • 膝関節アライメント変化
  • 歩行効率低下

が生じる可能性があります。

詳しくは

▶︎【変形性膝関節症と扁平足】の記事をご覧ください。

体幹が前傾する

足関節が硬い方では、重心移動を補うために体幹を過度に前傾させることがあります。

結果として、

  • 膝伸展モーメント増加
  • 大腿四頭筋への負担増加

などが生じ、膝痛に影響する場合があります。

変形性膝関節症患者で背屈制限が多い理由

変形性膝関節症の方では、以下のような要因によって足関節背屈制限がみられることがあります。

1.活動量の低下

膝痛によって歩行量が減少すると、ふくらはぎの柔軟性低下が起こることがあります。

2.歩行パターンの変化

痛みを避ける歩き方が長期間続くことで、足関節の動きそのものが減少することがあります。

3.加齢による組織変化

加齢に伴い、

  • 筋肉
  • 関節包

などの柔軟性が低下することも影響します。

自宅でできる足首の硬さチェック

ニー・トゥ・ウォールテスト

足関節背屈可動域を簡単に確認できる方法として、ニー・トゥ・ウォールテストがあります。

方法

  1. 壁の前に立つ
  2. 足を壁から少し離す
  3. 踵を床につけたまま膝を壁へ近づける

踵が浮かずに膝が壁につく最大距離を測定します。

一般的には、10cm前後以上がひとつの目安とされています。

ただし、年齢や個人差があるため、左右差も確認しましょう。

足首の硬さを改善する方法

ふくらはぎのストレッチ

足関節背屈制限では、

  • 腓腹筋
  • ヒラメ筋

の柔軟性低下が関与することがあります。

1回30秒程度、無理のない範囲で実施しましょう。

足関節のモビリティエクササイズ

前方への重心移動を伴う運動は、足関節可動域改善に役立つ可能性があります。

  • ニー・トゥ・ウォール運動
  • スクワット
  • ランジ動作

ただし、膝痛が強い場合は専門家へ相談しましょう。

靴を見直す

靴のフィッティング不良は歩行パターンに影響を与えることがあります。

特に、

  • サイズが大きすぎる
  • 踵が不安定
  • 靴底が極端に摩耗している

場合には、歩行時の負担が増加する可能性があります。

▶︎【変形性膝関節症の方におすすめの靴】の記事も参考にしてください。

必要に応じてインソールを活用する

足部アライメントや歩行特性によっては、インソールが役立つ場合があります。

ただし、インソールは万能ではありません。

足部機能、歩行分析、靴の状態を総合的に評価したうえで適応を判断することが重要です。

▶︎【変形性膝関節症にインソールは有効?】の記事もご覧ください。

PHYSIOで行っている評価

PHYSIOでは、膝痛のある方に対して、

足関節評価

  • 可動域測定
  • ニー・トゥ・ウォールテスト

足部評価

  • ポドスコープ
  • フットプリント
  • FPI

動作評価

  • 歩行分析
  • スクワット動作分析
  • 階段動作分析

を実施し、足関節機能と膝痛との関連を確認しています。

まとめ

足関節背屈制限は、変形性膝関節症の症状に影響する可能性があります。

もし、

  • 膝が痛い
  • 足首が硬い
  • 階段がつらい
  • 深くしゃがめない

という方は、膝だけではなく足首の動きも確認してみましょう。

膝痛を改善するためには、膝だけではなく「足部から全身をみる視点」が重要です。

関連記事

  • 変形性膝関節症と足の関係
  • 変形性膝関節症と扁平足
  • 変形性膝関節症にインソールは有効?
  • 変形性膝関節症の方におすすめの靴とは?

参考文献

Dill KE, et al. Association between ankle dorsiflexion and knee osteoarthritis. J Orthop Sports Phys Ther.

Macrum E, et al. The effects of limited ankle dorsiflexion on lower extremity kinematics. J Orthop Sports Phys Ther. 2012.

Bennell KL, et al. Role of muscle in the genesis and management of knee osteoarthritis. Rheum Dis Clin North Am. 2008.

変形性膝関節症と足の関係|足部機能が膝の痛みに与える影響とは?

変形性膝関節症と足の関係|足部機能が膝の痛みに与える影響とは?

「膝が痛いから膝だけを治療しているけれど、なかなか良くならない…」

そのようなお悩みを持つ方は少なくありません。

実は、変形性膝関節症(膝OA)による膝痛は、膝だけの問題ではない場合があります。

近年では、膝関節だけではなく、足部機能や足関節の動きが膝への負担に大きく影響することが明らかになってきています。

足は身体の土台です。

土台が不安定になると、その上にある膝関節にも過剰な負担がかかる可能性があります。

今回は、変形性膝関節症と足部機能の関係について、理学療法士の視点から解説します。

なぜ膝だけ治療しても改善しないことがあるのか

変形性膝関節症は、加齢や体重増加、筋力低下など様々な要因が関与して発症します。

しかし、人の身体は膝だけで動いているわけではありません。

歩行や立ち上がり動作では、

  • 足部
  • 足関節
  • 膝関節
  • 股関節
  • 骨盤
  • 体幹

が連動して働いています。

このような考え方を**運動連鎖(キネティックチェーン)**と呼びます。

例えば、足部の動きに問題があると、その影響が膝へ伝わり、膝関節内側への負荷増大につながることがあります。

そのため、膝痛を評価するときには、膝だけでなく足部や歩行全体を確認することが重要です。

足部は身体の土台

足部には片足だけでも26個の骨が存在し、複雑な構造によって身体を支えています。

足部の主な役割は次の3つです。

1.衝撃吸収

歩行時には体重の1〜3倍程度の力が足に加わるといわれています。

足部のアーチ構造は、この衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。

2.身体を安定させる

立位や歩行時に身体のバランスを保つためには、足部の安定性が欠かせません。

3.推進力を生み出す

歩行の終期では、足趾や足関節が働くことで身体を前方へ進めています。

これらの機能が低下すると、膝関節に過剰なストレスが生じる可能性があります。

足部機能低下が膝に及ぼす影響

足部の過回内(扁平足傾向)

足部が過度に内側へ倒れる状態を過回内と呼びます。

過回内が生じると、

  • 脛骨の内旋
  • 膝の内側偏位
  • 膝内側コンパートメントへの負荷増加

などが起こりやすくなります。

特に、扁平足傾向の方では、膝痛との関連が指摘されています。

詳しくは

▶︎【扁平足と変形性膝関節症の関係】の記事をご覧ください。

足部の過回外

一方で、足部が硬く、外側荷重が強い方では衝撃吸収能力が低下します。

結果として、歩行時の衝撃が膝へ直接伝わりやすくなることがあります。

足関節の可動域低下

足関節、特に背屈可動域の低下は、変形性膝関節症患者でよくみられる特徴のひとつです。

足首が十分に曲がらないと、

  • 歩幅の減少
  • 膝の内側偏位
  • 足部の過回内
  • 体幹前傾

などの代償動作が生じることがあります。

その結果、膝への負担増加につながる可能性があります。

詳しくは

▶︎【足首が硬いと膝が痛くなる?】の記事もご覧ください。

変形性膝関節症患者でみられる足部の特徴

臨床では、変形性膝関節症の方に以下の特徴を認めることがあります。

足部

  • 扁平足傾向
  • 足部アーチ機能低下
  • 足趾機能低下

足関節

  • 背屈可動域制限
  • 足関節周囲筋の筋力低下

歩行

  • 歩幅の低下
  • 歩行速度の低下
  • 立脚期の不安定性

もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。

そのため、個々の状態を評価することが重要です。

PHYSIOで行っている膝痛と足部の評価

PHYSIOでは、膝痛の方に対して、膝だけでなく全身の動きを確認しています。

主な評価内容は、

足部評価

  • ポドスコープ
  • フットプリント
  • FPI(Foot Posture Index)
  • 足趾機能

歩行分析

  • 歩行動画解析
  • 動作分析

足関節評価

  • 可動域測定
  • 筋力評価

靴評価

  • 靴のサイズ
  • フィッティング
  • 靴底の摩耗

必要に応じて、インソール作製や運動指導も行っています。

まとめ

変形性膝関節症では、膝そのものだけではなく、足部や足関節機能が膝への負担に影響している可能性があります。

もし、

  • 膝の治療を受けても改善しない
  • 歩くと膝が痛い
  • O脚が進行している
  • 足や靴にも不安がある

という方は、一度足元から身体を見直してみることも大切かもしれません。

膝痛の原因は一人ひとり異なります。

大切なのは、膝だけではなく「身体全体を評価すること」です。

参考文献

Levinger P, et al. Foot posture in people with medial compartment knee osteoarthritis. J Foot Ankle Res. 2010.

Bennell KL, et al. Role of muscle in the genesis and management of knee osteoarthritis. Rheum Dis Clin North Am. 2008.

Gross KD, et al. Association of flat feet with knee pain and cartilage damage. Arthritis Care Res. 2011.

変形性膝関節症と扁平足|足のアーチ低下が膝痛を引き起こす理由

「昔から偏平足だけれど、膝の痛みと関係があるのでしょうか?」

PHYSIOでも、このようなご相談をいただくことがあります。

変形性膝関節症(膝OA)の原因は加齢や体重増加、筋力低下など様々ですが、近年では足部機能、とくに足のアーチ構造が膝関節への負担に影響する可能性が注目されています。

足は身体の土台です。

土台となる足部の機能が低下すると、その影響は膝や股関節にまで及ぶことがあります。

今回は、扁平足と変形性膝関節症の関係について、理学療法士の視点から解説します。

扁平足とは?

扁平足とは、一般的に足部内側縦アーチが低下した状態を指します。

足の内側には、踵から母趾にかけて弓状のアーチが存在しています。

このアーチは、

  • 衝撃吸収
  • 荷重分散
  • バランス保持
  • 推進力の生成

など、歩行時に重要な役割を担っています。

しかし、何らかの原因によってアーチが低下すると、足部の機能が十分に発揮できなくなることがあります。

なお、アーチの高さだけでなく、足部の動きや柔軟性も重要であり、単純に「アーチが低い=悪い」とは言い切れません。

扁平足で膝に負担がかかるメカニズム

足部の過回内が起こる

扁平足では、歩行時に足部が内側へ倒れ込む**過回内(オーバープロネーション)**を伴うことがあります。

過回内が生じると、

  • 距骨が内側へ傾く
  • 脛骨が内旋する
  • 膝が内側へ偏位する

という連鎖が起こりやすくなります。

膝関節内側への負担が増える

脛骨が過剰に内旋すると、膝関節のアライメントにも影響します。

特に、

  • 膝関節内側コンパートメント
  • 膝蓋大腿関節

へのストレスが増加する可能性があります。

変形性膝関節症では、もともと膝内側に負担が集中しやすいため、足部機能の低下が症状に影響する場合があります。

歩行パターンが変化する

扁平足では、

  • 歩幅の減少
  • 歩行速度の低下
  • 立脚期の不安定性

などがみられることがあります。

このような歩行パターンの変化は、膝痛の一因となる可能性があります。

変形性膝関節症との関連

アメリカの大規模研究では、扁平足傾向を有する人は膝痛を有する割合が高いことが報告されています。

また、足部アライメント異常は、膝関節軟骨への負担増加と関連する可能性も示唆されています。

ただし、すべての扁平足の方が膝痛になるわけではありません。

重要なのは、

  • 足部の柔軟性
  • 足関節可動域
  • 筋力
  • 歩行様式

などを総合的に評価することです。

PHYSIOでも、膝痛の評価では必ず足部機能を確認しています。

自宅でできる扁平足チェック

1.足跡を確認する

お風呂上がりなどに足裏を濡らし、紙の上に立ってみましょう。

土踏まず部分の接地面積が大きい場合、扁平足傾向の可能性があります。

ただし、足跡だけでは正確な判断はできません。

2.片脚立位を確認する

片脚立位を行った際に、

  • 足部が大きく内側へ倒れる
  • バランスが取りにくい

場合には、足部機能低下が存在するかもしれません。

3.靴底の減り方を確認する

靴底が極端に内側だけ減る場合は、足部の過回内が生じている可能性があります。

扁平足への対策

足部筋トレーニング

足部内在筋や下腿筋群を鍛えることは、足部機能改善に役立つ可能性があります。

代表的な運動として、

  • ショートフットエクササイズ
  • タオルギャザー
  • カーフレイズ

などがあります。

足関節の柔軟性改善

足関節背屈制限が存在する場合、足部の過回内を助長することがあります。

ふくらはぎや足関節の柔軟性改善も重要です。

詳しくは、

▶︎【足首が硬いと膝が痛くなる?】の記事をご覧ください。

靴を見直す

柔らかすぎる靴や、踵が不安定な靴は足部を不安定にする場合があります。

膝痛のある方では、

  • 踵部がしっかりしている
  • 適度なねじれ剛性がある
  • 足長・足囲に合っている

靴を選ぶことが大切です。

▶︎【変形性膝関節症の方におすすめの靴】の記事も参考にしてください。

インソールを活用する

足部アライメントや歩行特性によっては、インソールが役立つ場合があります。

ただし、インソールは全員に必要なわけではありません。

適応を見極めるためには、足部評価や歩行分析が重要です。

▶︎【変形性膝関節症にインソールは有効?】の記事もご覧ください。

PHYSIOで行っている足部評価

PHYSIOでは、膝痛のある方に対して、

  • ポドスコープ
  • フットプリント
  • FPI(Foot Posture Index)
  • 歩行分析
  • 足関節可動域評価
  • 靴評価

などを行い、足部機能を総合的に確認しています。

膝だけでなく、身体全体の動きを評価することで、より適切な介入につなげています。

まとめ

扁平足そのものが必ずしも膝痛の原因になるわけではありません。

しかし、足部アーチの低下や足部機能の低下は、変形性膝関節症の症状に影響する可能性があります。

もし、

  • 扁平足が気になる
  • 膝の内側が痛い
  • 長時間歩くと膝が痛む
  • 靴がすぐに片減りする

という方は、一度足元から身体を見直してみることをおすすめします。

膝痛を考えるときには、膝だけでなく「足部機能」にも目を向けることが大切です。

参考文献

Gross KD, et al. Association of flat feet with knee pain and cartilage damage in older adults. Arthritis Care Res. 2011.

Levinger P, et al. Foot posture in people with medial compartment knee osteoarthritis. J Foot Ankle Res. 2010.

Neal BS, et al. Foot posture as a risk factor for lower limb overuse injury. J Foot Ankle Res. 2014.

変形性膝関節症の方におすすめの靴とは?膝にやさしい靴選びのポイント

変形性膝関節症の方におすすめの靴とは?膝にやさしい靴選びのポイント

「膝が痛いのですが、どんな靴を履けばよいのでしょうか?」

変形性膝関節症(膝OA)の方から、PHYSIOでも非常によくいただくご質問です。

実は、靴は毎日長時間使用するものであり、歩行や立位時の膝への負担に大きく影響する可能性があります。

しかし、「膝に良い靴」はすべての人で同じではありません。

大切なのは、自分の足や歩き方に合った靴を選ぶことです。

今回は、変形性膝関節症の方の靴選びについて、理学療法士の視点から解説します。

なぜ靴が膝に影響するのか

歩行時には、体重の数倍の力が膝関節に加わるといわれています。

足は身体と地面をつなぐ唯一の部分です。

そのため、靴の形状やフィット感は、

  • 足部機能
  • 歩行パターン
  • 荷重位置
  • バランス能力

に影響し、結果として膝関節への負担にも関係します。

サイズの合わない靴や不安定な靴を使用すると、膝への負担が増加する可能性があります。

膝にやさしい靴の条件

踵部分がしっかりしている

靴を選ぶ際、まず確認したいのが踵部分です。

踵をつまんだときに簡単に潰れてしまう靴は、踵の安定性が低い可能性があります。

踵部分が適度にしっかりしていることで、

  • 足部の安定性向上
  • 歩行時のふらつき軽減

が期待できます。

足に適切にフィットしている

どれほど高価な靴でも、サイズが合っていなければ十分な機能を発揮できません。

靴選びでは、

  • 足長
  • 足囲
  • 足幅
  • 甲の高さ

などを確認することが重要です。

高齢者では、実際の足よりも大きな靴を履いているケースも少なくありません。

靴の中で足が動いてしまうと、歩行効率低下や転倒リスク増加につながる可能性があります。

適度なねじれ剛性がある

靴はある程度のねじれにくさが必要です。

簡単に雑巾のようにねじれる靴は、足部を十分に支えられない場合があります。

一方で、硬すぎる靴も歩行しにくくなることがあります。

適度な剛性を有する靴が望ましいでしょう。

適切な位置で曲がる

靴底は、足趾の付け根付近で自然に曲がることが理想的です。

靴の中央部分で大きく曲がる靴では、足部機能を十分に活用できない場合があります。

避けたい靴

かかとのないサンダル

サンダルやスリッパは着脱しやすい反面、足部の安定性が低下しやすくなります。

特に膝痛やバランス低下がある方では注意が必要です。

すり減った靴

靴底の偏った摩耗は、歩行時の荷重位置に影響する可能性があります。

特に、

  • 外側だけ極端に減る
  • 内側だけ極端に減る

場合には、一度歩き方を確認してみることをおすすめします。

柔らかすぎる靴

近年では非常に柔らかい靴も増えています。

柔らかさが必ずしも悪いわけではありませんが、足部機能や筋力が低下している方では、十分な安定性を得られない場合があります。

クッション性が高ければ良いわけではない

「クッション性が高い靴なら膝に優しい」と考えられることがあります。

しかし、研究では、クッション性だけで膝痛が改善するとは限らないことが報告されています。

重要なのは、

  • フィット感
  • 安定性
  • 足部機能との適合

です。

足部機能や歩行特性によって、適した靴は異なります。

靴とインソールはセットで考える

インソールを使用する場合、靴との相性は非常に重要です。

踵が不安定な靴やサイズが合わない靴では、インソール本来の効果が十分に発揮できないことがあります。

PHYSIOでは、

  • 靴のサイズ
  • 靴の種類
  • 足部形状
  • 歩行パターン

を確認したうえで、必要に応じてインソールを提案しています。

詳しくは、

▶︎【変形性膝関節症にインソールは有効?】の記事をご覧ください。

PHYSIOで行っている靴評価

PHYSIOでは、膝痛のある方に対し、靴評価を行っています。

評価内容の一例は、

足部評価

  • ポドスコープ
  • フットプリント
  • FPI(Foot Posture Index)

靴評価

  • 足長
  • 足囲
  • 足幅
  • フィット感
  • 靴底摩耗

動作評価

  • 歩行分析
  • 立ち上がり動作
  • バランス評価

です。

膝だけではなく、足元から身体全体を評価することを大切にしています。

こんな方は靴の見直しをおすすめします

  • 長時間歩くと膝が痛い
  • 靴底が極端に片減りする
  • 転びやすくなった
  • 膝痛がなかなか改善しない
  • 扁平足や外反母趾がある
  • 市販の靴選びに悩んでいる

このような場合、靴を見直すことで歩きやすさが改善する可能性があります。

まとめ

変形性膝関節症では、靴選びも重要な要素のひとつです。

しかし、「膝に良い靴」が一つだけ存在するわけではありません。

大切なのは、

  • 足部機能
  • 歩行特性
  • 足の形
  • 生活スタイル

に合わせて靴を選ぶことです。

もし膝痛がなかなか改善しない場合には、膝だけではなく、足元から身体全体を見直してみることをおすすめします。

関連記事

  • 変形性膝関節症と足の関係
  • 変形性膝関節症と扁平足
  • 足関節が硬いと膝が痛くなる?
  • 変形性膝関節症にインソールは有効?

参考文献

Menz HB, et al. Footwear characteristics and risk of indoor and outdoor falls in older people. Gerontology. 2006.

Shakoor N, et al. Effects of specialized footwear on knee loads in osteoarthritis. Arthritis Rheum. 2008.

Hinman RS, et al. Footwear and foot orthoses in the management of knee osteoarthritis. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2014.

長浜市で頭痛に悩む方へ

頭痛とスマホの関係

理学療法士が見る「集中しすぎる身体」

長浜市・湖北地域で頭痛に悩む30〜60代の方へ。スマホ使用と頭痛の関係を理学療法士が身体の使い方から解説します。

「スマホを見ていると、気づけば頭が重くなっている」

こうした訴えは、長浜市でもよく聞かれます。

ただし実際には、
スマホが悪いというよりも

「使い方」と「身体の状態」

が影響していることが多い印象です。

スマホで起こるのは「姿勢」だけではない

スマホによる不調というと、
首が前に出る姿勢がよく取り上げられます。

もちろんそれも一因ですが、
臨床的にはもう少し別の変化が目立ちます。

それは

「動かなくなること」
そして
「集中しすぎること」

です。

理学療法士が見るスマホ使用時の特徴

PHYSIOで観察していると、
スマホ使用が長い方には共通点があります。

・まばたきが少ない
・呼吸が浅い
・身体がほとんど動かない

特に印象的なのは、
「時間の経過に対して身体の変化がない」ことです。

30分、1時間と経っても
姿勢も筋肉の使い方もほとんど変わらない。

この状態が、
首や肩の負担につながります。

「集中」が筋肉を固定する

スマホを見ているとき、
脳は強く情報処理に集中しています。

このとき身体では

・頭の位置を固定
・目線を固定
・腕の位置を固定

といった状態が起こります。

つまり、
無意識に「動かないようにしている」状態です。

この固定が続くことで、
首周囲の筋肉が休めなくなります。

Fasciaの視点から見るスマホ頭痛

ファシアは、単に身体をつなぐ構造ではなく、
身体の中の「情報の通り道」としての役割も持つと考えられています。

筋肉の動きだけでなく、

・圧力
・張力
・微細な振動

といった情報が、
この組織を介して全身に伝わります。

スマホ使用中のように
身体がほとんど動かない状態では、

この「情報の流れ」が単調になります。

変化の少ない状態が続くことで、
感覚が過敏になったり、
違和感として認識されやすくなる可能性があります。

長浜の生活との関係

長浜市周辺では

・車移動
・屋内作業
・スマホ利用時間の増加

が重なりやすい環境です。

つまり

「動かない時間」

「スマホでさらに動かない時間」

が積み重なります。

この組み合わせは、
頭痛を感じやすい状態を作りやすいと考えられます。

執筆経験から感じるポイント

ファシアに関する執筆に関わる中で、
印象的だったのは

「身体は常に変化していることが前提である」

という考え方です。

逆に言えば、
変化が少なすぎる状態は、
身体にとって負担になる可能性があります。

スマホ使用時の身体は、
まさにその状態に近いと感じます。

スマホと頭痛への対策

重要なのは、
使わないことではなく

「止まり続けないこと」です。

例えば

・スマホを見る位置を変える
・少し姿勢を変える
・一度立ち上がる

といった小さな変化でも、
身体の負担は変わります。

まとめ

スマホによる頭痛は、

・姿勢の固定
・集中による身体の停止
・動きの少なさ

などが関係していることがあります。

頭痛が気になる場合は、
スマホの時間だけでなく
「身体の動き」に目を向けることが大切です。

【根拠】

持続的な静的姿勢および視覚作業は、
頸部筋活動および頭痛症状と関連する可能性が報告されている。

【出典】

Straker L, et al.
The effects of posture on muscle activity and discomfort.
Ergonomics, 2008

Gustafsson E, et al.
Texting on mobile phones and musculoskeletal disorders.
Applied Ergonomics, 2017

肩こりや腕のだるさが続き、
「マッサージしてもすぐ戻る」と感じていませんか?

実はその痛み、原因が“そこにない”可能性があります。

痛みには大きく分けて

  • 筋肉や筋膜が原因のもの
  • 神経が関係するもの

の2つがあり、対処法はまったく異なります。

この記事では、理学療法士の視点から
「筋膜性疼痛」と「神経関連痛」の違いをわかりやすく解説します。

筋膜性疼痛とは?(いわゆるコリ・トリガーポイント)】

筋膜性疼痛とは、筋肉や筋膜の硬さによって起こる痛みです。

主な特徴

  • 押すと痛みが再現される
  • 「イタ気持ちいい」感覚がある
  • 一定のパターンで痛みが広がる

よくある例

  • 肩の筋肉 → 頭痛
  • お尻の筋肉 → 太ももや足の痛み

いわゆる「コリ」や「トリガーポイント」と呼ばれる状態です。

神経放散痛とは?(見逃されやすい原因)】

神経関連痛とは、神経の圧迫やストレスによって起こる痛みです。

研究では、腕の神経を刺激すると
上腕や胸など離れた場所に痛みが出ることが確認されています。

主な特徴

  • 痛みの範囲が広い・あいまい
  • しびれや違和感を伴う
  • マッサージで改善しにくい

よくある例

  • 手首の負担 → 肩の痛み
  • 前腕の疲労 → 上腕のだるさ

なぜ「違う場所」に痛みが出るのか?】

神経や筋肉からの情報は、脳でまとめて処理されます。

このとき
👉 複数の情報が混ざることで
👉 痛みの場所がズレて感じられる

これが「関連痛」と呼ばれる現象です。

見分けるポイント(セルフチェック)】

チェック項目筋膜性疼痛神経関連痛
押すと痛い
範囲限局的広い
感覚重だるいしびれ・違和感
改善マッサージで変化変化しにくい

実は多い「両方が関係するケース」】

現場では

👉 筋肉+神経が同時に関与しているケースがほとんどです。


デスクワーク

前腕の神経ストレス

肩の筋緊張

慢性的な肩こり

このように、原因は連鎖します。

長浜市で肩こり・腕の痛みを根本改善するには】

痛みを改善するために重要なのは

👉「どこが痛いか」ではなく
👉「どこが原因か」を見極めることです。

当施設では

  • 動作分析
  • 神経・筋膜の評価
  • 作業姿勢のチェック

を組み合わせ、原因から改善を目指します。

長浜市・米原市周辺でこんなお悩みの方へ】

  • 肩こりが長年改善しない
  • 腕のだるさやしびれがある
  • マッサージではすぐ戻る
  • デスクワークで不調が続く

このような方は、神経由来の痛みが関係している可能性があります。

【まとめ】

  • 痛みの場所と原因は一致しないことがある
  • 筋膜性疼痛と神経関連痛は別物
  • 多くは両方が関与している
  • 根本改善には評価が重要

長浜市で頭痛に悩む方へ

頭痛とセルフケア

理学療法士が伝える「続く対策」

長浜市・湖北地域で頭痛に悩む30〜60代の方へ。日常生活でできる頭痛セルフケアを理学療法士が解説します。

「薬に頼りすぎたくない」
「できれば自分で何とかしたい」

頭痛の相談の中で、
こうした声はとても多く聞かれます。

ただ実際には、
セルフケアが続かないという方も少なくありません。

その理由の一つは、時間がない、忙しい
つまり「やることが多すぎる」ことです。

セルフケアはシンプルでいい

頭痛のセルフケアは、
特別なことをする必要はありません。

むしろ重要なのは

「身体に変化を与えること」

です。

難しい運動よりも、
日常の中での小さな変化の方が
継続しやすく、結果につながりやすいと感じています。

理学療法士がよく伝える3つの習慣

PHYSIOで頭痛の方にお伝えしているのは、
次の3つです。

・同じ姿勢を続けない
・軽く身体を動かす
・呼吸を整える

どれもシンプルですが、
継続することで身体の状態が変わることがあります。

セルフケア①

「止まり続けない」こと

これまでのシリーズでも共通しているのは、
身体が「止まり続ける」ことが負担になるという点です。

例えば

・1時間に一度立つ
・首や肩を軽く動かす

これだけでも、
筋肉の状態は変化します。

ちなみにデジタルデバイスを使った作業のガイドラインでは、20分に1度作業を小休止20秒とされています。

セルフケア②

呼吸を変える

頭痛のある方では、
呼吸が浅くなっていることが多くあります。

呼吸が浅いと、
首の筋肉が補助的に働くため、
筋肉の緊張が続きやすくなります。さらに

血液のPHにも影響を与え、ファシアが緊張しやすくなります。

ゆっくりとした呼吸を意識するだけでも、
身体の状態は変わることがあります。

セルフケア③

歩く習慣をつくる

長浜市周辺では、
車移動が多く歩く機会が少ない傾向があります。

歩くことは

・全身の筋肉を使う
・リズムを生む
・呼吸を整える

といった効果があります。

特別な運動でなくても、5分からでもいいので歩く意識を付けましょう。
日常的な歩行は有効なセルフケアになります。

Fasciaの視点から見るセルフケア

ファシアは、身体の組織同士の滑りを助ける役割を持つと考えられています。

この組織は、細胞外液という水分を含みながら
滑らかに動くことで機能を保ちます。

しかし

・長時間動かない
・同じ姿勢が続く

といった状態では、
組織の滑りが小さくなる可能性があります。

身体を動かすことで、
この滑走が促され、
結果として動きやすさにつながることがあります。

執筆経験から見えること

ファシアに関する執筆に関わる中で、
強く感じるのは

「身体は流動性がある状態で機能する」

ということです。

池の水と同様に、流動性がなくなれば濁りやすくなります。

動きが少なくなると
その流動性が低下していきます。

セルフケアは、
その状態を取り戻すためのものとも言えます。

続けるためのコツ

セルフケアは

「やる気」ではなく
「習慣」で続けることが大切です!

例えば

・歯磨きの後に肩回し
・仕事の合間に立つ
・テレビを見ながらストレッチ

といった形で、
生活の中に組み込むと続けやすくなります。

まとめ

頭痛のセルフケアでは

・身体を止め続けない
・呼吸を整える
・日常的に動く

といった習慣が重要です。

特別なことをするよりも、
日常の中での小さな変化を積み重ねることが
頭痛の予防や軽減につながることがあります。

【根拠】

結合組織の水分状態および滑走性は、
身体活動や運動によって影響を受ける可能性が示されている。

【出典】

Schleip R, et al.
Fascia is able to contract in a smooth muscle-like manner.
Medical Hypotheses, 2005

Langevin HM.
Connective tissue: a body-wide signaling network?
Medical Hypotheses, 2006

理学療法士が解説

頭痛と運動不足の関係

理学療法士が現場で感じる共通点

長浜市・湖北地域で頭痛に悩む30〜60代の方へ。運動不足や座りすぎと頭痛の関係を理学療法士が解説します。

「夕方になると頭が重くなる」
「休みの日は少し楽になる」

このような頭痛の相談は、長浜市でも少なくありません。

話を詳しく聞いていくと、
共通しているのは

「ほとんど体を動かしていない生活」

です。

動かないことで起こる身体の変化

身体は、動くことを前提に作られています。

ところが

・長時間のデスクワーク
・車移動中心の生活
・運動習慣がない

といった生活が続くと、
身体は「動かない状態」に適応していきます。

するとどうなるか。

動かないこと自体が、
首や肩にとって負担になる状態が生まれます。

理学療法士の現場での印象

PHYSIOで頭痛のある方を評価していると、
ある共通点があります。

それは

「動きが少ない」というより、
「動きのバリエーションが極端に少ない」

という点です。

例えば

・首は前後には動くが回旋が少ない
・肩甲骨がほとんど動かない
・背骨が固まっている

こうした状態では、
同じ筋肉が同じ使われ方を繰り返します。

血流ではなく「変化の欠如」

よく「血流が悪いから」と説明されますが、
臨床的にはそれだけでは説明しきれません。

重要なのは

「動きの変化がないこと」

です。

筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すことで
負担を分散しています。

しかし動きが少ないと

同じ筋肉
同じ角度
同じ負荷

が続きます。

この状態が、結果として
頭痛につながることがあります。

Fasciaの視点から見る運動不足

身体の内部では、筋肉同士が独立しているのではなく、
Fasciaという結合組織によって連続的につながっています。

この構造の特徴は

「力や動きが全身に伝わる」

という点です。

つまり、身体を動かさない状態では
局所ではなく全体の動きが小さくなります。

この状態では

・滑らかな動きが減る
・局所に負担が集中する

といった変化が起こる可能性があります。

長浜地域の生活との関係

長浜市周辺では

・移動の多くが車
・歩く機会が少ない
・屋内作業が中心

といった生活背景があります。

実際に評価していても、
「1日ほとんど歩いていない」という方は少なくありません。

この生活は、
身体にとっては「ほぼ静止状態」に近くなります。

執筆経験から見えること

Fasciaに関する内容の執筆に関わる中で、
強く感じるのは

「身体は使われ方に適応する」

という点です。

動かさない身体は、
動かない状態に適応していきます。

そしてその結果、
動いたときに負担が集中しやすくなります。

頭痛を防ぐための考え方

ここで重要なのは

「運動を頑張ること」ではありません。

まず必要なのは

「動く回数を増やすこと」です。

姿勢保持の累積負荷を減らす必要があるんです。

例えば

・1時間に一度立つ
・少し歩く
・肩や首を動かす

この程度でも、
身体の状態は変わります。

できることからやっていきましょう。やるかやらないかではなく、少しづつでもやってみましょう

まとめ

頭痛は、運動不足や座りすぎと
関係していることがあります。

特に

・動きの少ない生活
・同じ姿勢の継続

は、身体の負担を偏らせます。

頭痛が続く場合は、
運動量だけでなく
「動きの変化」を増やすことが
改善のきっかけになることがあります。

【根拠】

身体活動の低下は筋骨格系の機能変化と関連し、
頸部・肩周囲の症状と関係する可能性が報告されている。

【出典】

Hallman DM, et al.
Objectively measured sitting time and neck–shoulder pain.
Occupational and Environmental Medicine, 2015

Heneweer H, et al.
Physical activity and low back pain: a systematic review.
Spine, 2011

長浜市で頭痛に悩む方へ

頭痛と姿勢の関係を理学療法士が解説

長浜市・湖北地域で頭痛に悩む30〜60代の方へ。猫背やスマホ姿勢と頭痛の関係を理学療法士が解説します。

長浜市や湖北地域では、
慢性的な頭痛に悩む方の中に、
姿勢の影響を受けているケースが少なくありません。

特に多いのが、
デスクワークやスマートフォン操作による姿勢の崩れです。

一見関係なさそうに見える姿勢ですが、
首や頭の状態に大きく影響することがあります。

姿勢が頭痛に影響する理由

頭は約4〜6kgの重さがあります。

この重さは、本来は首や背中、体幹で分散されて支えられています。

そのために、頸椎には適度な湾曲が存在します。

しかし、猫背姿勢になると

・頭が前に出る
・首の筋肉に負担が集中する

といった状態になります。

この状態が長く続くと、
首周囲の筋肉が緊張し、
頭痛につながることがあります。

理学療法士が見る姿勢の特徴

PHYSIOで頭痛の方を評価すると、
次のような姿勢が見られることがあります。

・背中が丸くなる
・顎が前に出る
・肩が内側に入る

この姿勢では、
首の後ろの筋肉が常に働き続ける状態になります。

特に後頭部の筋肉は、
頭の位置を細かく調整する役割があるため、
負担がかかりやすくなります。

胸郭と呼吸の影響

姿勢が崩れると、
胸郭の動きも小さくなります。

その結果、呼吸が浅くなり、
首の筋肉が呼吸を補助する働きをすることがあります。

この状態では、呼吸のしづらさを補うために
首周囲の筋肉の緊張がさらに強くなり、
頭痛を感じやすくなることがあります。

Fasciaの視点から見る姿勢

身体の内部では、筋肉や臓器が
Fasciaと呼ばれる結合組織によって連結されています。

この組織は、身体の張力バランスを保つ役割を持っています。

姿勢が崩れた状態が続くと、
身体の一部に張力が集中し、
首や頭に負担がかかることがあります。

このような状態が、
頭痛の背景になる可能性があります。

長浜地域の生活との関係

長浜市周辺では

・車移動が中心
・座る時間が長い
・運動量が少ない

といった生活スタイルが多く見られます。

このような生活では、
姿勢が固定されやすく、
首や肩への負担が続きやすくなります。

執筆経験からの視点

これまでFasciaに関する内容の執筆に関わる中で、
姿勢による身体全体のバランスの変化が、
局所の症状に影響することを多く感じています。

頭痛もその一つであり、
首だけでなく身体全体の状態をみることが重要です。

まとめ

頭痛は、姿勢の影響を受けることがあります。

特に

・猫背姿勢
・長時間の座位
・スマートフォン使用

などが続くと、
首周囲の筋肉に負担がかかります。

頭痛が続く場合は、
姿勢や生活習慣を見直すことが
改善のきっかけになることがあります。

【根拠】

姿勢の変化に伴う頸部筋活動の増加は、
緊張型頭痛と関連する可能性が報告されている。

【出典】

Szeto GPY, et al.
The effect of head posture on muscle activation.
Manual Therapy, 2002

Falla D, et al.
Patients with neck pain demonstrate reduced deep cervical flexor activity.
Spine, 2004

長浜市で頭痛に悩む方へ

頭痛の原因を理学療法士が解説


長浜市・湖北地域で頭痛に悩む30〜60代の方へ。姿勢・筋肉・生活習慣から頭痛の原因を理学療法士が解説します。

長浜市や湖北地域でも、
「慢性的な頭痛」に悩まれている方が少なくありません。

特に30〜60代の方では

・デスクワーク
・車移動中心の生活
・スマートフォン使用

などにより、頭痛が起こりやすい環境があります。

頭痛にはさまざまな種類がありますが、
日常的に多いのは

緊張型頭痛

と呼ばれるタイプです。

頭痛の原因は一つではない

頭痛というと
「首や肩がこっているから」と考えられがちですが、

実際には

・筋肉の緊張
・姿勢
・運動不足
・ストレス

など、複数の要因が関係することが多いです。

理学療法士が見る頭痛の特徴

PHYSIOで頭痛の相談を受けると、
次のような身体の特徴が見られることがあります。

・首の動きが少ない
・後頭部の筋肉の緊張
・胸郭の硬さ
・肩甲骨の動きの低下

特に、首の深い部分の筋肉が働き続けているケースが多く見られます。

Fasciaの視点から見る頭痛

身体の中では、筋肉や神経血管が
Fascia(筋膜)という組織で包まれながらつながっています。

この組織は、単なる膜ではなく、
感覚や動きにも関与すると考えられています。

姿勢が固定された状態が続くと、
この組織の動きが小さくなり、
首や肩周囲の緊張が続くことがあります。

地域特性と頭痛

長浜市周辺では

・車移動が多い
・歩行量が少ない
・座る時間が長い

といった生活習慣が多く見られます。

このような生活では、
身体を動かす機会が少なくなり、
頭痛の要因になることがあります。

生活を少し改めたり、身体の動かし方を改めたりしないと

なかなか頭痛がすっきりしないことも少なくないようです。

執筆経験からの視点

これまでFasciaに関する書籍や資料の執筆に関わる中で、
身体は局所ではなく「連動」で考えることの重要性を感じています。

頭痛も同様に、
首だけではなく身体全体のバランスの中で起こることが多いと考えられます。

ですので、頭痛の薬を飲むだけではなく、身体全体のバランスをファシアの観点から評価し対応を検討することが必要かと思います。

まとめ

頭痛は単なる「首こり」ではなく、

・姿勢
・生活習慣
・身体の動き

などが関係していることがあります。

慢性的な頭痛がある場合は、
身体全体の状態を見直すことが重要です。

【根拠】

頭頸部周囲の筋・結合組織の機能変化は、
緊張型頭痛の一因となる可能性が示されている。

【出典】

Olesen J.
The International Classification of Headache Disorders. Cephalalgia, 2018

Fernández-de-las-Peñas C, et al.
Muscle trigger points and head pain. Current Pain and Headache Reports, 2015